2005年第18回AWC大賞部門賞投票・選評 |
1.長編賞
★特別な人にマジックを 寺嶋公香(永山)さん
★日常と狂気と猟奇 目三笠(らいと・ひる)さん
上記に作品に投票。
さすがに長編は作品数がめっきりと減っていますね。完全にAWC大御所の
両氏による一騎打ち状態。当方のメモ書きによると永山さんのもう一作品、
「お題>秘密>ふたりはひとり?」も捨て難いのだけど。ああ、どちらも件の
番外編か。マジックの表現について、まあ意見はあれどもこちらを選択。
らいとさんの作品は好みを言えば苦手なジャンルだか。内容ではなく表現に
於いて氏らしさに欠いた面はあるものの一定レベルはクリアということで。
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2.短編賞
★お題>秘密 永山さん
★お題>秘密 らいと・ひるさん
いずれもお題作品。しかも長編賞と同じ両氏に投票………
この部門は他にも作品はあったものの、読ませ方を心得た両氏が強いなあ。
泰彦さんの「海詣」も独立して読める作品だったら迷っていた所。
投票した両作品に共通して言えることだが、長編二作品より私好み。
永山さんの作品は読後感もよく、切なさがなんとも言えない。
らいとさんの作品は一つ間違えれば、おぞましいだけに終わりそうな内容を
好感度の高いものに仕上げている。その技量に感服。
連載賞、文芸賞は棄権させていただきます。
集計お疲れ様です>祭さん。疲れるぐらいの投票数はあってほしい……。
投票に当たっては敬称を略しました。
各部門の初めに掲げた二つが票を投じる対象です。なお、それに際しての作
品毎の一言の前にある記号、*は初読直後に、「いい! 気に入った!」と感
じた作品、・はその他です。
1.長編賞
目三笠 :日常と狂気と猟奇 (254〜256)
*殺していく順番にご都合主義があると感じたのもの、面白く読めました。
もう一票は棄権します。というか、自作に投じざるを得なくなるので。
前回よりもさらに対象作品が少なく、というか、私にとっては対象が一作の
みですから、あとは投票するか、該当作なしにするかの問題でした。
『日常と狂気と猟奇』は、票を投じるに充分値する作品だと思います。
2.短編賞
泰彦 :海詣 (270)
*気取らず、しゃれた感じがあって、いいなあ。
談知 :何だ神田の明神下で(268)
・締めくくりが乱歩のエッセイっぽいところが、好みと合いました。
小説に限れば、『海詣』以外は推しづらかった。前年度受賞の麻村さん『お
題>引退』は、受賞作に比べると、ちょっと物足りなく感じました。
今回、いわゆる文芸賞に該当する作品に票を投じる場がないので、もう一票
は、小説以外の作品から選ぶことに。談知さんの初編はどれも味があって選ぶ
のに困るのですが、ざっと読み返し、『何だ神田の明神下で』に惹かれました。
3.連載賞
Trash-in :寝床 (418〜 継続中)
*以前よりも洗練されて、小説らしくなった印象を受けました。
竹木 貝石 :フリー日記から (464)
・竹木さんの他の二編と比べて、一番普段着っぽくてよかったと感じました。
オリジナルの“小説”で筆力のある作品となると、『寝床』だけに……。
もう一票は、短編賞同様に小説以外の作品から選びました。
手短ですが、今回はこんなところで。ではでは。
$ふぃんちゃんですぅ。いんばさんには毎年お世話になっています。
長編で「日常と狂気と猟奇」目三笠さんに1票いれます。
他の賞はパスしますですぅ。
すいません、駆け込みの投票です。
1.長編賞 特別な人にマジックを
話の流れとしてはこちらの方が好みです。
まあ、どっちもあの作品の番外編みたいなものらしいですけどね。
2.短編賞 お題>秘密(永山さん)
全体的にはせつない話なんだけど、最後が爽やかに終わっているのがポイント
かと。
3.連載賞 気まぐれ月光
好みから言うと「対決の場」よりはこちらがよいです。そういえば「そりゃな
いぜ!の恋」は結局2つしかアップされませんでしたね……
4.文芸賞 なし
というわけで、はっきり言って永山さんの作品しか読んでません(苦笑)
投票するのも、ちょっと気が引けたのですが、投票者が少ないようなので
あ、新年の挨拶をアップしてないじゃん。えーと、この場をお借りして(今更
ボードに書き込むのもアレなんで)
新年あけましておめでとうございます。今年もまあちょくちょくと書き込ませ
ていただきますのでよろしくお願いいたします。
と、ボードにアップされることを前提とした文章でした。
連載ボード 『対決の場』 永山さん 一票
他は棄権します。
取り急ぎ投票まで。
恒例行事とはいえ、集計お疲れ様です>祭さん。
……少し前のテレビ番組で、「ご苦労様」だけでなく「お疲れ様」も、目上の人に使わないのが妥当という話が出て来たので、えっほんと?と思いつつ、変えようとしたのですが、適当な言葉が見つからず。
投票に当たっては敬称を略しました。
各部門の初めに掲げた二つが票を投じる対象です。なお、それに際しての作品毎の一言の前にある記号、*は初読直後に、「いい! 気に入った!」と感じた作品、・はその他です。
1.長編賞
らいと・ひる :もうひとりの私(tp version) (226〜232)
*傾向がいつもと違って、興味深く読みました。これが後の変貌に続くとは。
らいと・ひる :お題>スイカ〜Revenge (238〜241)
*やられた感が強くありました。
(私にとっては)対象作品が少なく、すんなり決められました。
「らいとさんは元々こういう傾向の作品も書く人だ」と承知していれば、ここまで高評価につながらなかったかもしれませんが、それでも充分楽しめました。『この優しくも残酷な世界』もよかったですけれど、票を投じた二編に比べると私の好みから遠いということで。
泰彦さんの『水と和音(わおん) (とりあえず版)』は、作者のやりたいことは凄くよく分かった(つもり)です。とりあえず版であることと、シリーズ化(連作短編)を意図したものとのお話でしたので、近い将来での結実に期待してます。
2.短編賞
時 貴斗 :蜜柑って知ってるか (142)
*この賞の常連故、厳しめに見たつもりですが、やはり読み応えが秀でてます。
蓮見 琳人 :お題>春が来たよ! (154)
*叙述トリックが光る。油断していたとは言え、やられました。
最も悩んだ部門。*マークを付けた作品がいくつかあって、好みとか面白さでは、ほとんど差はないのだけれど、分量の面であっさりした物が多かった。そんな中、『蜜柑って知ってるか』は読み応えもあり、まず選びました。
もう一編は更に悩みまして、ミステリ風味ということで、『お題>春が来たよ!』に決めました。これも、「蓮見さんはこの手の物も書く人だ」との認識があったら、ちょっとシンプルに過ぎるかなという気もするのですが、落ちに意外さを感じたのは事実なので。やられました。
他では、同じく蓮見さんの『桜の下で』、$フィンさん『桜の下で』や『お題>スイカ〜御伽噺』、麻村さん『お題>春が来たよ』、らいとさん『お題>スイカ』二編、葵匠さん『ゼロ』、憑木影さん『お題>エロ小説>暗黒神のくちづけ』といったところが気になりました。総花っぽくてすみません。
3.連載賞
佐藤水美 :alive (250〜 継続中)
*ジャンルがアレで取っ付きにくさはあるかもしれませんが、本格的な印象。
Trash-in :寝床 (272〜 継続中)
・落語の演者をそのまま描写したような箇所がやや不満。続きが読みたいです。
オリジナルの連載小説をという姿勢で選んでますから、それだけでもう限られてきて、あとは筆力を比べれば、必然的に決定というか……。
そういう状況は横に置いて、『alive』は、このジャンルの小説でも面白く読めるってことに、私自身びっくりさせられました(笑)。これの続きも読みたいけれど、長編ボードの『アトランティック・サーガ』も、(内容を私が忘れない内に)読みたいなと。
5.文芸賞
悠歩 :悠歩の昔語り その1「どぶ川のザリガニ」 (短編ボード 206)
・環境は若干違えど、懐かしさを覚えました。
談知 :株式投資 (短編ボード 251)
・初めて株に手を出したときのことを思い出しました。
竹木さんの緒作にもよいものを感じましたが、この賞の常連さんということで、今回は見送らせていただきました。
悠歩さんには「その2」以降を早い内に期待(小説も期待してます)。「昔語り」と銘打ったのが縛りになってなければよいのですが。
談知さんも、今はひと休みといったところでしょうか。怒涛の連日UP再開が待たれます。投票に関しては、一連のエッセイ全体に一票の気持ちです。
こんなところで。ではでは。
この作品を選んだのは、私がマジックをテーマにしたミステリー作家泡坂妻夫
のファンだからかも知れません。
短編賞
お題>秘密 (永山さん)
「野球」「篠塚」というキーワードから三番セカンド篠塚背番号6を思い浮かべ
てしまった。
確かに篠塚はいい選手なのだが薄幸の少女にはふさわしくない。
などということが気になったのは一瞬で、最後まで作品世界を堪能しました。
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