| 《 春 愁 》 2 (薄緑編) 脩 |
#7005/7701 連載
★タイトル (JFM ) 99/ 2/26 3:25 (171)
《 春 愁 》 2 (薄緑編) 脩
★内容
☆ 薄 緑 編 (11)☆
昭和24年の初夏・・・・・
☆ 六才になったばかりの私は、
両親から、
これからは、家から、家の田まで・・・・・一人で、昼の弁当や、
お茶を、運ぶようにと、
言われたのだが・・・・・
/農地改革後の、新しい、家の田まで・・・
/それまで・・・新旧、どちらの水田にも、行っ
たことのなかった私が・・・
:方角の異なる、両水田の、
どちらにも・・・
☆ その初夏の、家の田植えは、遅れに遅れて・・・・・
/(職場で、三〜四週続けて、日曜出勤をさせ
られた)父のために・・・
/父と母の二人だけの、家の田植えが・・・
農繁期も過ぎようとする頃になって、やっと・・・・・
☆ 誰も、
/農作業が、一段落した後の、誰もが・・・
出て来ない、
/野良で、幼い私を襲おうとした者(達)に、
頼まれて・・・?
野良での、
家の田植えが・・・・・または、私の手伝いが・・・・・・
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☆ 薄 緑 編 (12)☆
長い、曲がりくねった、並木道の先の・・・・・
駅前のマーケットに、
/家の田と同じぐらいに、遠い・・・
(家から、一時間は、かかる・・・)
その前年・・・昭和23年・・・から、一人で、買い物に行かされて
いた私が、
今度は・・・・・
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☆ 薄 緑 編 (13)☆
両親の他には、誰もいない、昼過ぎの、野良で、
その私を襲ったのは、
複数の、粗暴な者達だった。
/昭和24〜28年頃に、一度に、一人ずつ、
私を襲ったのは・・・
畑の、丈の高い作物の陰から、農道に、現れて、
家の田に、弁当や、お茶を、運び終えて、家に戻る途中だった
私を、
畑の土の上に、押し・・・突き、殴り、棒で打ち・・・倒そうとした
のは。
/私の首を、絞めようとは、せずに・・・
そして・・・・・逆に、私に・・・・・畑に隣接する水田に、突き落とさ
れたのは・・・・・
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☆ 薄 緑 編 (14)☆
見知らぬ、彼(等)・・・・・
《誰なのだろう?》
《なぜ、私に、襲いかかったのだろう?》
《何を叫んだ・・・呟いた・・・のだろう、さっき、水田に落ちた
時に・・・落ちた後で・・・?》 :叫んだ者、呟いた者・・・
《体が、動かなくなったようだが?》
《このままだと、死んでしまうのでは?》
/私に・・・身を交わされて・・・水田に、突き落と
されただけで・・・?
畑から農道に戻って・・・・・襲われた時に落とした、空の土瓶を、
拾い上げた私は、また・・・・・
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☆ 薄 緑 編 (15)☆
家に帰った後も、前々編、前編のことが、私を・・・・・
《遺体は、もう、発見されたのだろうか?》
《まだ、誰も、その話を、してはいないようだが?》
/水田の中の遺体は・・・(翌日)農作業に出た
者にではなくて・・・
偶然、その場を通りかかった(?)町中の者
などによって・・・
(その日の中に?)発見されていたから・・・
/噂の立ち方も、どこか・・・?
そんな時に、両親から、
《野良で、何もなかったか?》
・・・・・と、聞かれもして・・・・・
/私が襲われた、二週間後に。
/《何もなかった》と、答えたのだが。
一人、家に閉じこもっては、
《こんな思いをしている小さな子供が、他にも、いるのだろう
か?》
などと・・・・・
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☆ 薄 緑 編 (16)☆
野良の果ての、父の生家を・・・・・
幼い頃に、二、三度、両親と、訪れた。
/徒歩で。
途中、誰にも、会わずに。
/野良でも、集落でも。
鉄塔、送電線の間の・・・・川堰の側の・・・・・道を通って。
/その道で・・・人身事故が・・・
/何月何日に、三人で、来るようにと・・・父の生家
から、言われては・・・訪れていた、私達だったの
だが、
その度に、その道で・・・
/昭和23〜25年頃。
(農地改革以前の、家の田の、近くを通っていた、その道で・・・・・)
/集落の墓地にも、近い・・・
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