#5088/7701 連載
★タイトル (NKE ) 97/ 5/24 16: 3 ( 33)
実録 「受験生受難2」 可愛 真理子 作
★内容
受験性受難パート2
女装愛好者 可愛 真理子
(この手記は事実に基づいて、忠実に書かれたものですが、本人のプライバシーから、
名前のみ一部変えてあります。あしからずご了承下さい。)
坂本悦子から逃げて、およそひと月たった八月のある暑い午後、私は川越駅のホーム
で電車を待っていた。
さっきから、隣に女子高生らしい三人組みが何やらペチャクチャと盛り上がっている。
中々いい女。
間も無く電車が到着した。私は彼女達と同じ電車に乗り合わせていた。
車内でも彼女達は相変らずおしゃべりに花を咲かせている。
「こん度の模試、最悪ぅ・・・」
「ええっ、えみこぉ、だめだったのぉ」
「ううん・・・英語なんか七十も行かなかったみたい」
「贅沢ぅ、えみこ・・・あたしなんか半分とれればいいほうよ」」
「やっぱし、ひっかけ問題多いもん・・・」
えみこと呼ばれたいる長身グラマーの美少女が、謙遜するように落ち込んだ振りをし、
これをターコと呼ばれる痩せぎすで口が大きくあさ黒の少女が突っ込みを入れる。
そして、始終不安な眼差しで、二人の会話にそれとなくあいづちを打っているのが、二
人から、ナオコと呼ばれる目の大きいちょっとした美少女。
彼女達は大学受験を控え、予備校の夏期ゼミナールからの帰りらしい。
私はいつものように無意識に彼女達を想像の世界で玩んでいた。
しばらく少女達の会話に聞き耳を立てていると、えみこと呼ばれる少女は金とコネでさ
る一流私立大に内定している様子を控えめながらことさらに自慢している。
かなりの美少女のうえ金持ちらしい。
ターコはあっけらかんと自分のおかれている立場も他人事のように楽観的、そして、な
おこだけが本来の受験生のように真剣に悩んでいる様子だった。
私はこの「なおこ」と呼ばれる少女に興味を覚え、そして、もしかしたらと言う気持ち
も手伝って、少女を尾行することにした。
坂戸、高坂と友人達は一人一人別れていく。
森林公園駅で下車したナオコは、駅から歩いて二十分程にあるT台団地に着いた。