#2468/3137 空中分解2
★タイトル (JHM ) 92/12/11 6:20 ( 50)
《棺桶は空が良かるべし》 カラオケ救
★内容
世の中には、未だ色々な方もおられて、
「 カラオケ〜? 冗談でしょ〜! 」
と白眼視する方も少なくない。それでも、国民の幸せを願い、カラオケする方々を
支援するグループがある。それが【黒い一佐グループ】である(色黒なのと黒ビール
を愛好するという処から命名されたが、国外でも【カラオケ・ノワール】として著名である)
「 カラオケじゃ 負けるな 一佐 ここにあり (爆笑) 」
( この(爆笑)というのは、グループの一員である松尾一佐の俳号である。)
ともあれ、溢れ出る思いを深く噛みしめながらマイクハナサンは黒ビールを飲む。
マイクハナサンの後ろにあるTVでは【日本昔話】をやっている・・・・・。
「 昔、ある村で疫病が流行って・・・・・バタバタと死ぬ人が出たんじゃ・・最初・
は・・・・・顔には出さんかったが内心ほくそえんでいたんじゃが・・・・知り合い
バタバタといかれてしまうにメゲてしまって寝こんじまって・・トドのつまりは疫
で死んでしまったんじゃ。で、棺桶を作る人がのうなって、一つの棺桶に何人もの
死人を詰め込む様になった。困った村人は雁首集めて評定を始めたんじゃ。
『 ギュウギュウ詰めの棺桶は嫌じゃ〜 棺桶は空がえぇ〜・・・・・
空の桶がえぇ〜・・・・・空の桶がえぇ〜・・・・・空桶がえぇ〜・・・・・』
その思いを込めて、皆、拳を握り締めて歌ったんじゃ。ある者は踊りながら。
すると、空桶神があらわれた(別名カラーの神)。空桶神と共に、空の棺桶が
部屋に湧いて出てきた。中を開けてみると【カーラン】という経典が出てきた。
読んでみる。とある一節に皆は目を止めた。皆は
『 あ〜っ 井戸だ〜っ! 』
と気付いたのであった。病人が出た地点を地図に描いてみると、やはり一つの
井戸の回りに集中的に発生している事が明らかだった。その井戸を使用を禁止
した処、疫病の発生はピタリと止まったのじゃった(アオヤギは食べんかった
みたいじゃけど・・・・・)。
それ以来、す*やか村の衆は【空桶神】に感謝を捧げるため、拳を握り締め
歌を歌って御祭りする様になったのじゃった・・・・。棺桶は空が良い、すこやか
に皆が暮らせるのが良い、という事で、【空の桶】は、す*やか村の御神体と
なったのじゃ。それで、す*やか村の衆の事を【空桶衆】と呼ぶ。
もし、あんたが【空の桶の祭り】が嫌いでも、【悪魔の歌】だなんて言おう
もんならば、
『 そんなに空の桶が嫌なら・・・・・自分で入って一杯にしなよ・・・・・ 』
と言われても文句は言えん。それが村の掟というもんじゃ・・・・・・・・・・ 」