#2025/3137 空中分解2
★タイトル (KPG ) 92/ 8/ 8 12:35 ( 23)
「氷梢」17 由布子
★内容
「そのグループ化ということは、伝達のためにだけ行われたのですか?」
「まあ、言語の限界というものもあります。言語の介在しない空間に私
は人間の意識の是非を求めたいのですが、証明には言語が必要なので
す。」
「意識だけの空間ですか? あなたには特別な能力があるとか?」
「いいえ、全く同じ生命体です。ただ、私自身がこの問題に対して、強い
意識を持ってこの問題について、絶えず認識の意識を持っているという
ことでしょう。
「その意識というものは、どんな形なのですか?」
「快と不快。私のように平凡な人間にはこの二つしか認識出来ません。そ
してそれを自分の知識と結び付けて認識しているのです。生命にとって
プラスの意識を受けるか、マイナスの意識を受けるかということなのか
と思っていた時もありましたが、そうではありません。相手にとって、
私に対する意識が快、不快を決める場合もある訳で、相手にとって快の
状態が私にとってマイナスの場合もあるのです。そして、そういう場合
は私は快である場合もあるのです。また、そういったこととは無関係に
快と感じる相手もいる訳です。」
「あなた自身は他人に対して、発の意識は無いのですか?」
「そうです。私は現実に対してはとても曖昧なのです。仮の物事の是非は
あっても、それに対して根本のところで、強い意志を持ち得ないタイプ
なのだと思います。驚くほど強い意志を持っている人間もいます。そう
いう人間には他人の意識をコントロール出来る可能性もあるかと思いま
す。」