AWC 実録・コンサ−トの女(7)            ポロリ


        
#1433/3137 空中分解2
★タイトル (JUF     )  92/ 2/ 1   9:23  ( 47)
実録・コンサ−トの女(7)            ポロリ
★内容

女の決り文句

 俺は裕子の部屋のドアが開くや否や、靴を脱ぎ、トイレへと走った。入ってしまえば
こっちのものである。後はなんとかなるだろうと、思った。
 トイレで、とりあえず、小さい方が貯まっていたので、用をたした。あまり早く、
トイレから出てもおかしいので、思案がてら、5分程トイレに入っていた。

 「ふ−、助かったよ。本当に御迷惑かけてすいません。」
 と、心にもないことを平気で口にするポロリであった。
 「本当に大丈夫ですか?あの、お薬飲みますか?」
 と、優しいお言葉。でも、顔は少しこわばっていた。この密室に男と女がいるんだ
もんな。やっぱ、怖いんだろうなと思った。俺は裕子の緊張を和らげるために冗談を
言った。
 「すっきりしたよ。恥ずかしい話し、ぼくは便秘ぎみなんで。こんなにすっきりし
たのは久々だよ。便秘に「生カキ」が利くなんてしらなかったな...。」
 と、冗談を言い、照れ笑いをするポロリであった。裕子の口元が少しほころんだ。

 「じゃ、夜も遅いから失礼しようかな....。」
 と、お茶を期待していたが、裕子は沈黙。
 「迷惑がてら悪いけど、帰りにまた痛くなったら大変だから、下痢止めに煎茶を一杯
  くれないかな....。あ、それに薬も頂くよ。本当に我がまま言って悪いね。」
 「今、お湯沸かすから、こちらで待っていてください。」
 俺はそこで始めて、女の部屋へ足を踏み入れた。4畳半位の広さだ。部屋は和室だが、ピンクのジュタンが引き詰めてあり、ソファに机、電子ピアノがあった。随分狭い。
まあ、この部屋でも、女の給料じゃ大変だろうなと思った。
 裕子は台所で、お茶を入れている様子だ。俺はソファに身を沈め、部屋を見渡した。
そう新しくない部屋だが、奇麗な部屋だ。あ、それにもう1部屋あるみたいだ。

 「お茶入りましたから、どうぞ...」
 と、裕子。俺は女物の湯呑みに口をつけた。裕子はなにやら薬箱の下痢止めを捜して
いる様子。俺はそぉっと、立ち上がり、裕子の後ろに立った。俺は女の背後から手を回
し、女の躰を自分の躰へ、引き寄せた。抱いた感じ、すごくきゃしゃな躰だった。力を
入れると折れてしまいそうだった。やはり、かなり痩せていいる。
 「な、なにをするんです....、いや、やめてください。」
 と、裕子。本当に厭なのか−−−、否、女の決り文句なのだろうか−−、俺は確かめ
るべく、女の耳たぶに唇を這せ、
 「ごめん、こんなことするつもりじゃなかったけど−−−、一目見たときから、裕子
  さんのことが−−−」
 俺はすかさず、裕子の口を吸った。(舌は入れない。舌を噛む女がいるから。)
 少し長いかなと、思うほど口を放さなかった。裕子の手の力が次第に弱くなった。
俺は口を放した。裕子は目を閉じている。なにも言わない。俺は強く抱きしめた。
そして、裕子の耳元で囁いた。
 「後悔させない。俺のものになってくれないか....。」
 裕子の躰がぴくっと震えた。心なしか、裕子の躰が俺の躰に崩れ落ちてきた。俺は
裕子の髪をまさぐり、首すじへ唇を這せた。





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