AWC 旅の楽しい気持ちを……  NINO


        
#483/3137 空中分解2
★タイトル (HYE     )  90/ 6/20   1:21  ( 85)
旅の楽しい気持ちを……  NINO
★内容

 旅行すると何故か楽しい。無駄な寄り道しても別になんともないし、目的地まで地
面見て歩くこともない、と言うよりそんなことしたら旅行にきている意味がない気が
する。
 で、これが何故、家に戻ると楽しくないんだろう、と思う。それを思うと、すごく
悔しい。日本国内なら、どこいったって大差無いのに、なんでここじゃ楽しく思えな
いんだろう、今までと同じつまんない顔しちゃうんだろうって。
 俺は今、就職したくねー、なんて思って就職活動をサボっている。なんか、どんな
仕事も面白くない。面白くったって、すぐに飽きちゃうんじゃないだろうか……なん
て思ったりしている。いっそのこと卒業だけして就職やめようかとか思ったりもする
んだけど……
 フリーターっているよね。俺は見たこともないし、会ったり話したりしたことない
んだけど、いろいろバイトしながら生活しているという人。もしかしたら、俺はそう
したらいいのかもしれない。あれなら解放感はある。ただし、リスクも大きいでしょ
うねぇ。何しろプーたろうなんだから、やりたいことに挫折したとき、あっさりサラ
リーマンになれる保証はないもんな。
 「寅さん」は究極のフリーターだよな。あんなおじさんになっても、ブラブラ旅し
てまわってる。面白そうな人とか出来事に首突っ込んでは、泣いたり笑ったりしてる。
まるでロックやってるおじさんみたいだ(ローリング・ストーンズの人とかポール・
マッカートニーとか)。やっぱり、寅さんももうサラリーマンにはなれない。
 あーゆー風に生きられたらなって思っても、なかなか出来ないもんだ。出来ないっ
て決めつけるのも変だけど、皆があーなったらどーにもならないよね。そーなったら
世の中メチャクチャ。ちょっと考えれば分かるもん。所詮、映画や小説の主人公に使
われる優秀なピエロは、現実ではなかなか存在できない。
 と言うことは、最大の問題になるのは、旅行に出た時の例の、「楽しいような感じ」
を日常にどうやって応用すればいいんだろうか、ということになる。一年に数日旅行
(か、何か)するために、つまらない普段の生活をしなきゃならないのは酷いすぎる
でしょ。
 俺は暇潰すのが下手だったから、よく考えたんだけど、人が仕事をもって一生働い
ているのは生活する為じゃなくて、死ぬまでの暇を潰す為じゃないかと考えたことが
ある。俺はほんとに暇潰しが下手だった。テニスやったり海に泳ぎにいったり、夜中
まで喋ってたり遊んだり……なんていう友達の話を聞くと、ああ、俺はなにしてたん
だ、と思った。家でごろ寝してテレビ見てただけじゃないか、とりたてて意識を働か
せずに……
 普段の生活で自分のやりたいように、好きなことをすきなようにやるというのは、
下手をすると人に迷惑をかける。「寅さん」もそうだし。では、迷惑をかけないです
るにはどうしたらいいのか? どんな仕事でも好きになるコツがあればいいけれど…
…そんなもんあるんかいな?
 イヤな仕事でも、楽しいときもある。好きな仕事でもイヤなときはある。イヤな事
を楽しめる? それとも我慢する? 毎日酒飲んでるお父さんを見てると、やっぱり
我慢してるんじゃないかと思うでしょ。
 小説書いたり、詩を書いたりするのは、そのヒントを教えてくれる。イヤなことを
楽しめるとゆー技だ。以前、朝の番組で聞いたんだけど、ニンジンが嫌いなアイドル
の女の子の話が結構面白かった。その子は作詞をしようと思っていろいろノートにつ
けているんだが、そのなかにニンジンが出てくる。俺はニンジンなんかでどんな歌詞
がかけるんだと首をかしげたが、彼女が書いたのは「ニンジンは野菜なのになんでオ
レンジなの?」というものだった。面白くない? 俺、この娘はきっと毎日が面白い
んだろーなーって思ったんだけど。面白くないとしたら何故、森高は「臭いものには
蓋をしろ」ってのをノートにメモしたんだろう? ふつーの人ならそんなことノート
に書かないぜ。面白いとも思わないだろう。誰だか面白がってたか忘れたけど、「イ
カレポンチ」なんて言葉にしてもそう。こういう例は色々ある。噂なんかはいい例だ。
「人面犬」だとか、サザエさん、ドラえもんの「結末」なんて、俺は考えもしなかっ
た。じゃなきゃ、俵万智の短歌でもいいや(あれもおもしろいよね。本は買ってない
けど)。
 人生なんてどうやって楽しんでもいい。人殺すのはまずいとしても、どーにでもや
れる。いろんな人がいるんだから。いろんな楽しみ方がきっとあるはずだ。自閉して
自分の世界に閉じこもったって、楽しければいいんだ。そして人に迷惑にならない為
に必要なのは想像力だけだ。
 ただ、同じジョークで何度も笑えない(何度でも笑える人もいるんだろーけど(き
っとそーゆー人は幸せなんだろうなー))、という問題は依然、残る。常に新しいも
のにとりくむとか、見馴れたものを見直すとかしていかなきゃならない。そんなこと
やってるうちに想像することに疲れてしまう。
 でも、今なんでも出来るから飽きたら捨てて、新しいことすればいい。まだ子供が
いない夫婦なら子供をつくってみるというのは変化ができて面白いだろうな。男の場
合は出産なんてのはできないけど……ははは。独身者なら、そーだなー、薬とか。日
本は麻薬でもなんでもあるんでしょ? あと、人間が宇宙に出ていくのは暇だからだ
と思ったりもする。
 それでもすべてに飽きちゃったらどうしましょう? そーなったら死にましょうか?
でも、ただ死ぬのは持ったいないから、最高に面白い死に方をしよーとか思う。暴走
する機関車の上で決闘とか。リングの上で真っ白になるまで燃え尽きる……ってどっ
かで見たな。
 結論。すべてに飽きたふりをするのは、つまんないぞ(と自分に言い聞かせている)。
れーによって、あとがき、を書きます
   今の学校教育で創造性が失われている、て言われるけど、ちょっと前の
  「噂」とか「やおい」とか考えると、りっぱな創造(想像)力をもっている
  よね。楽しく生きようと思ったら、学校側でそういう環境とか状況をつくっ
  てやらなくたって、大丈夫なんだな(どうせ日本で創造的な教育したって、
  余計酷くなるにきまってる)。「偏差値教育」をガキが信じてたら(ってい
  うか……偏差値教育のせいでかな?)、あんな「噂」をつくったり、噂で楽
    しんだりしないんじゃない? ファミコンが流行るのも、ガキに想像力があ
    るからだろうな……そう言えば、昔のパソコンのゲームってグラフィックと
    呼べる機能がなかったんだから、あれで遊べてたってのは凄いよな。なーん
    て自分で自分に感動したりして、ね。





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