#1387/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (DRH ) 89/ 1/27 1:14 (100)
連載小説>魔法のネットワーカーアクセス那奈 [4]
★内容
○My・バレンタイン騒動記
バレンタインも一週間前に近付づいてきた。
あたしたち、女の子にとってバレンタインとは聖なる儀式‥‥うーんちょっと違う
かな?、まあ、とにかく大切な行事であることには変わり無い。
男の子たちにとっては、どうなんだろうかな?、やっぱりチョコレートもらって嬉
しいのかな?(ま、チョコレートもらえない人も結構いるけど‥‥)
あたしは結構義理チョコを配る方で‥‥もちろん智広にはどっちかって言うと本命
チョコあげるんだけどね。
大体みんなは既製品を買うんだけどあたしはけっこうまめだから、自分で作るんだ
よ(と、いっても別にカカオからつくるんじゃないけど‥‥あたりまえかっ、まあ、
屑チョコ何かを買ってきて、湯煎でとかして型に流し込むだけなんだけとね、結構簡
単にできるよ)
まあ、うちは喫茶店ということもあって、器材は豊富だし、材料も集めやすい。そ
んなわけで、あたしは2〜3年ほど前から自分で作ることにしてるのである。(だっ
てさ‥‥、既製品てやたらと高いじゃない?、本当に小さいのが¥500とか、大き
いのが¥2500とか‥‥あと、形だって決まったのしかないし‥‥大体気に入った
やつかってたら、あたしお小遣いいくらあっても足りないもん。その点自分で作るな
ら安くつくし(屑チョコとかは安いからね)、自分の好きな形つくれるし、味だって
ブランデーたらすとか、生クリーム入れるとかできるもんね)
そういえば今年はプランニングどりぃむの人とかにもくばろうかな?、うん、そう
と決まったら、材料をおかーさんに頼んでこようっと。
あたしはそう思うと、早速2階の喫茶室へと向かった。(言うの忘れてたけど、う
ちは1階が果物屋さんで、おじいちゃんとおばあちゃんが働いているの、それで2階
は喫茶室、おとうさんとおかあさんが働いているんだよ)
★
「ねー、おかあさん、ちょっといい?」
大体この時間帯はいつもお店がすいてるから大丈夫だろう。
「あら、由美、どうしたの?」
「あのね、もうすぐバレンタインでしょ?、だからチョコレートをかっておいて欲し
いの」
「あら、そういえばもうバレンタインなのね、おかあさんも昔はこれで結構もてたか
ら、いっぱい作ってくばってたものよ」
すると横でコップをみがいていたおとうさんが口をはさんだ。
「僕も昔はチョコレートはいっぱいもらったなー、うん」
「あら、いっぱいっていっても全部義理じゃないの?」
おかあさんがそういうと、おとうさんはだまってしまった、どうやら図星だったみ
「わかったわ、で、何人分くらい作るの?」
「え〜とね、大体7〜8人ぶんくらいつくっとこうかなぁ?」
「はいはい、わかりました、それじゃあたのんどくから、明日わたすわね」
「は〜い」
☆
まあとにかく、これで準備はととのった訳だ、あとは材料が届けばいいわけだ。
そんなわけで今日はすることが無いや‥‥那奈のお仕事も今日はお休みただし‥‥
そーだな、智広のとこにでも遊びに行ってこようっと!
「ねー、プチにポポ、智広のとこにいくんだけど、一緒に行く?」
「そうだな、うん」
「へー、智広くんの家にいくの、行く!」
「よし、決まりね、じゃあ肩に乗って!」
「OK」
あたしたちは、早速ローラースケートで、智広の家に向かった。(ローラースケー
トは、近い所に行くのにはべんりなんだよ)
うーん、2月と言えば一年で一番寒いんじゃない?、空は晴れているのに風が冷た
い‥‥というよりは刺さるような感じで痛い、あー、はやく春にならないかなぁ〜、
春はいいもんね、ぽかぽかと暖かくて、お花もいっぱい咲くもんね。
冬もすきなんだけど‥‥寒いのは苦手なんだ‥‥、でも冬はスキーとかスケートと
かできるから嫌いではないんだけどね。
そんなことを考えながら、いつもの風景、いつものみちを見ながら走っていると、
智広の家が見えてきた。
あたしは、ローラースケートを外すと、下から智広を呼んだ。
「お〜い、智広っ!」
すると、窓から智広が顔をだした。
『へー、あれが智広くんか』
「ん?、由美、なんだい?」
「遊べる?」
「いいよ、あがっておいで」
「うん!」
あたしはドアをあけ、家の中に入っていった。
★
智広の部屋にいくと、智広は壁にもたれかかって、雑誌を読んでいた。
「ねー、智広、何読んでるの?」
「ああ、これ?、ネットワーキングっていうパソ通の本なんだよ」
「へぇ〜、どんなことかいているの?」
「そうだな、大きな記事としては、『プランニングNETから、希望の新星のスーパ
ーアイドル・アクセス那奈の誕生』っていうのがあるよ」
もう、那奈がデビューしてから那奈、那奈って‥‥、でも那奈=由美なんだし、結
局は自分にやきもち焼くことになるのかな?、でも自分にやきもちを焼くっていうの
も変なものね‥‥うーん。
「しかし、那奈さんって、本当にすごいてよな、書き込み読んでたら心が落ち着くし
さ‥‥、まさに歌って踊れるネットワーカーだな」
「そうね」
『まあ‥‥那奈になることによって、ドリーミー・パワーがつかえるからな、ドリィ
ミー・パワーによる、一種の軽い幻覚作用みたいなものによって、人々を魅了するん
だな‥‥まあきかない奴もいるんだけどな』
「そういえば、由美の肩にのっている小鳥、どうしたんだい?」
「ああ、この2匹?、ペットみたいなものよ、この青いのがプチって言って、この赤
いのが、ポポっていうんだよ」
「へー、結構馴れてるんだな」
「うん」
まあ‥‥馴れてるとかの問題じゃないような気がするけど‥‥うーん。
「とにかく一度プランニングNETにアクセスしてみよう」
「そうね」