#1181/1850 CFM「空中分解」
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絶対に!! ひすいがくしゅう
★内容
「言いたいことがあるんだ。とても、言いにくいことなんだけれどもね。」
「何よ、それ。」
「しかし、言わずにはおれないんだ。だけれどもこーゆーことを言っていいものだか、
俺には分からない。だけれども倫理的には問題はないことで、そうすることが自然なん
だろうけれども、それによって問題が波及する可能性は無いとは言えないのだけれども、いいかな?」
「はぁ???」
「わかんねぇーのかよ、中学・高校と一緒に過ごしてきてよぉ〜」
「先程の御言葉が分かり易いものとは思えないんですけれどもね、私には。」
「だから、簡単に言えば今から言うことについて、御前は賛成か反対か?」
「そんなこときかなきゃ分からんでしょ!!」
「そのぐらい分かれよ!!」
「あんさん、ムチャクチャ言いますなぁ〜!!話を聞かないで何処の世界に返事出来る
人間がいますぅ!!」
「そりゃ普通の内容だったらそうかもしれんが、こーゆー………特別な内容というのは
………ピーンとくるだろうが!」
「こーゆー特別な内容だからこそ、はっきりしなくちゃいけないの!!」
…………………………。
「何だ………分かっているじゃないかよ。」
「そんなこと、分かっているって、分からないかもよ。」
「御前、何言ってんだ?」
「頭がこんがらがっちゃったじゃないの。つまり、あ・た・しがどう思っているか、わ
からないじゃないの、ということ。」
「でも、さっきは……」
「あれは………」
「わかってんだろ………そういうことだよ………。で、返事は?」
「省略しないでよ!!」
「いいじゃねぇか。………恥ずかしいだろう。」
「恥ずかしいよりも、強い気持じゃないのね。じゃあ、返事はそれなりになると思って
よ。」
「そうじゃねえんだよ………わかんねぇかなぁ。」
「わかんない!!」
「わかってくれよ!!」
「絶対に、分かりたくない!!」
「もう気が付いているんだろ。いいじゃないか、それを通じたということにしてくれよ。口に出すことが………」
「嫌よ。はっきり言うべきよ、こーゆーことこそ。」
「御前にはわかんないことかもしれないけれども、ずっと思ってたんだ。そして考えた。たいしてよくないオツムでね。それなりに悩んだし、御前に会ったり話したりすること
がつらい時期もあったんだ。」
「私だってそうよ。」
…………………………。
「わかってんだろ………頼むよ………」
「絶対に駄目!!」
「じゃ、御前から言ってくれ。」
「同じ気持なんだから、どちらから言っても結果は同じだから………」
「あ・な・たが話があるっていったんでしょ!!それに、私の気持があなたと同じとか
ぎったわけじゃないのに………何よそれ!!」
「御前、意地が悪いぞ。そんなにヒネてどうするんだ!!」
「別にひねくれてなんかいませんよ。あなたがはっきりしなければ、私がどうしてはっ
きりした事が言えるのよ。」
「もうはっきりしているじゃないか!」
「どーこが!!」
「御前は俺が言おうとしていることを知っている。気が付いている。それがはっきりし
ているという点だよ。」
「わからないわよ、そういうふりをしているのかもしれないわよ。」
「………そうなのか?」
「さぁ………」
「俺はこんなに一生懸命だというのに、御前はそうやってじらすんだな。」
「何処が一生懸命なの?ただ、いじいじしているだけじゃない。せっかく、私が………
チャンスを与えているというのに………」
「何処がチャンス??」
「………もう………」
「………まったく………」
…………………………。
「あなたは、ガイドラインがないと何も出来ないの?」
「そんなことはない。」
「だってそうじゃない。私の答えというものが無くては、気持を伝えられないんじゃな
い。」
「そうじゃないんだよ。」
「だってそうじゃない。」
「今まで良く知っている人間に、こんなこと言えるか?すんなりと。」
「すんなりとじゃなくたっていいじゃない。これは劇や映画や小説じゃないのよ。あな
たは普通の人間なのよ!!格好なんてどうだっていいじゃない!!すんなりと言えなく
ったって………いいじゃない。」
「別に格好つけようとか、そんな風に思っていないよ。ただ………なんというか………
こんなことを言っていいか………」
「ほら、結局、安全かどうかが頭にあるじゃない。」
「そうじゃねぇよ!!御前に悪いと思うから。」
「人のせいにしないでよ。結局、こわいんでしょ。」
「恐いわけがあるものか。本気でそう思っているのだから!」
「じゃあ、言ってよ。」
「ああ言うさ。」
「さぁ………」
「………さっき言ったように、前からの気持が濃縮して、そして臨界したんだ。もう、
制御出来ないし、そんなことをしたら滅茶苦茶になっちゃうとおもうんだ。」
「早く。」
「急かすなよ!!………俺は………御前………じゃなくって、あなたのことを気にいり
ました………」
「もっとはっきり!!」
「言っただろ!!」
「もっとよ!!」
「だ・か・ら………」
「だから?」
「ちゃちゃいれるなよ。」
「男なら言ってみ!」
「もう〜〜〜、泣けるぜ。」
「ほら!」
「あなたが………………私は…………つまりその………好きです………これでいいだろ
う?勘弁してくれ………。」
「絶対に?」
「………そうだよ………。」
「私もね」
「何だよ。」
「絶対に」
「うん。」
「好きなの。」
「絶対にか?」
「絶対にね。」
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