AWC 『AWC人名駄洒落講座その3』ー秋本 88・7・3


        
#1087/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (FXG     )  88/ 7/10  10:18  (200)
『AWC人名駄洒落講座その3』ー秋本 88・7・3
★内容
やだよ。わたしは。あんた喋ってよ。
いいから。
そんなこと云ったって……敏夫!あんた学校で習ってるだろ。
敏夫にしゃべれるもんか。
そんなこと云ったって……
敦子がいないんだからお前がしゃべるしかないだろう。
ほんとにいくらか貰えるの、あんた。
そんなことはどうでもいい!
ちょっと手伝ってもらうわけにはいかないもんかねえ、秋本さん。
そうだな。駄洒落なんて得意じゃないって説明しておいて貰えたらいいんですが。
(ああ、では御説明いたします。今回の講座は山本さん御一家にお願いいたしました。
山本さんは現在、製鉄所をお止めになり、もっかのところ新たなる職を捜して
おいでになるところです。あと、その奥さんの優子さんと長男の敏夫君。
今日は欠席なさってますが、長女の敦子さんという家族構成です。ごく普通の御家族で
駄洒落はあまりお得意ではないようですので、皆さんもその点、御承知おきください
ますようお願いいたします)

何も失業してることまで云わなくっていいじゃないかねえ。
本当のことだろう。
でも、やめたんじゃなくて無理ヤリやめさせられたんだから。
いいじゃないか。それより始まるぞ。

●ひすい岳舟
できないわよ。ねえ、あんた。やはり秋本さんに手伝ってもら
 きつい馘首
あ、あんた。
………
あんた……やっぱり
いいじゃないか、できたんだから。次にいってもらえば。
ええ。秋本さん次の名前お願いします。

●SOPHIA
あんた、これ。
……なんて読むんだ。
敏夫、何んて読むの。学校で習ってるでしょ。
英語だろ。敏夫は小学生だぞ。
敦子がいたらいいのに。ほんとあの子はしょうがないんだから。
いいじゃないか。
でも読めもしないものを作れったって。
(ソフィアだと思います)
お父さん、ソファーだって。
ソファーじゃないだろう。すいません秋本さん。もう一度おっしゃって頂けませんか。
(それで結構です。次にいきます)
次だって。あんた。

●本多
本多し!あんた、やったわワタシ。
ああ。
本多しカツオだし!ねっ秋本さん。これでいいんでしょ。
(け、けっこうです)
ほら。わりと簡単だわね。もう3人もやったわ。
そんなにはしゃぐな。子供じゃあるまいし。
だって。
敏夫があきれてるぞ。
敏夫!あんたも何か考えなさい!

●YOUNG
また英語だよ、あんた。
ヤングじゃないかな。
(ヤングです)
あんたスゴイじゃないの。
これくらい分かるさ。
すごいわよ。
いいから考えろ。
ぺYOUNGソース焼きソバ! やったわ。またできた。
(み、認めません)
えっ!
だめだそうだ。
どうして!さっきはホンダシで合格だったじゃないの。秋本さん!
(もう少し考えてみてください)
なにさ。ペヤングソースやきソバってあるじゃないの。どこがいけないのさ。
いいから考えろ。秋本さんがダメダっておっしゃってるんだから。
そんなに簡単にできないわよ。
ヤングジャンプ
敏夫あんたには無理なんだから黙ってなさい。
いいじゃないか。敏夫が考えたんだから。なあ、敏夫。
………
お父さん、そのヤングなんとかっていうの何ですか。
漫画だろ。
敏夫!あんたまた漫画ばっかり読んで!
いいじゃないか。何もここまで来て怒らなくても。
でも、こういうことはチャント云っておかないと。ホントにマンガばっかり読んで。
早く考えろ。
もうできないわよ。むつかしいんじゃないのこれ。
ちょっと休憩をいただけないでしょうか。その間に考えておきますから。
(そうですか。では今5時ですので緑字斎開ということで)
今、なんて云ったの秋本さん。
6時再開だろ。
ああ。それじゃ。6時にまた来ますから。それじゃあ。敏夫!
(200行を越えたので以下11行抹消の後、再開)
●YOUNG
夜具ーあの蒲団とか枕とか。あれのことです。
(あのう)
はい?何でしょうか。
(い、いえ結構です)

●メガネ
これはできそうだわね。
そうだな。わりとやさしいみたいだな。
敏夫、あんたやんなさい。これ。
………
敏夫じゃ無理だろ。なっ、敏夫。
……
じゃあ。わたしが…ええと。めがね めがね
メガネ君!
敏夫は黙ってなさい!
お前が今考えろと云ったからじゃないか。な、敏夫。
………
メガネ君という子がいるんだろ。そうだな。
……
バカだよ、この子は。
いいじゃないか。
だってね。この子はいつだってこうなんだから。人が聞いてる時は応えなくて人が喋ってる時に限って何やら喋りだすんだから。一体、誰に似たんだか。ホントにうちの子供ときたら敦子といい、この子といいー
(敦子さんをお呼びしました)
敦子!
なんなんだよお!いったいよお。
何処行ってたんだい、敦子。
ドコだっていいだろうが。あんなんだよぉぉこれはよお。
なんだい、その口のききかたは。
いいじゃんかよ。てめえの勝手だろ。
お前を呼んだのは秋本さんだぞ。
けっ!またかよ。なんだってんだ。また、シリトリやらそうってんじゃねえのか。
しりとりじゃなくて駄洒落だよ。
カアーっ!ダジャレえ。オレ帰るからな。
(困ります)
帰れるわけないじゃないのさ。
るせーや!おっ!あっ!ばかやろー!てめえ!
一人で遊んでるよ、この子は。
ち、ちきしょう。アキモトのばかやろー!てめえの(以下ー略)

●メガネ
ちきしょう。やってやろうじゃんか。
メガネさんだよ。メガネ。
金がねえ!
それ、駄洒落かい?ちょっといい加減過ぎやしないかい、敦子。
そうだな。
ダジャレだろうが。
むつかしいんだよアンタ莫迦にしてるけど。
かんたんだろ!なんならバンバンやってやろうじゃん。

●メガネ・COLOR・クエスト
ほーら。知らないからね。わたし。
大変だな。
けっ!ヤスイ、ヤスイ。もっとねえのかよ。

●メガネ・COLOR・クエスト・あるてみす・三笑魚
たった5人かよオ。もうねえのか。
(とりあえずお願いします)
6番メガネェ!
わかった!6番目の人がいないってことだよね、敦子。
てめえはひっこんでろよナ。
なんなの!親に向かって!
いいだろうが、一人カタヅケタんだCOLORよ!
二人だな。すごいな敦子は。
ちょっとオヤジ三笑魚がねえな。
なんだい。
なんだよ!オヤジさん、しようがねえってシャレたんだろうが。
そりゃ敦子。通じないよ。ねえ、あんた。
うーん。ちょっとな。なんかお前らしくないようだし。消したほうが。
クエスト承知しねえぞ!
敦子、今のはいいわよ。ねっあんた。
うん、認めるぞ。
(あのう山本さん。一応そういう台詞はわたしが…)
あっ、これはどうも。いざとなると私も親バカで。
バカばっかしでよお。
敦子!


……どうしたんだ敦子。
うるせえな、いちいち。考えてんだろうが。
あるてみすさんかい?
なんでこんな奴がいるんだよ!
しようがないだろう。いるんだから。
(そうなんです。いるんです)
じゃあな。今日は雨だよナ。
晴れてるよ。何云ってんの。
お前。敦子が困るだろ、そんなこというと。駄洒落のためなんだから。
あっ、そうかい。ごめんよ敦子。雨だよ、雨。来る時もぬれちゃってさ。ホント。
ざーとらしいんだよ。
どうすりゃいいんだい。
やりにくいんだよ!
いいから。敦子。
 今日COLORあるてみすで三笑魚すると文句なクエストなる私なのに、あメガネ。
……
なんだよ!なんで黙ってんだよ。
もう一度云ってくれるかい。
ざけんじゃねえよ。ひとがリキ入れて作ったのによ。
そう云わないで。父さんからも頼む。
…だから。今日からあるテニスで三勝すると文句なくエースとなる私なのに、雨がね。
すごいじゃないかい敦子!
いや、ほんとだ。皆入ってるぞ。ほう。
な、なんだよ。タリめえだろ。
敏夫、今の敦子の駄洒落聞いただろ。うまいもんだよねえ。
トシオにわかるかよぉぉ。すぐ、これなんだから、うちの連中はよぉ。
いや。すごいぞ。これは。
そうよ。敦子あんた頭いいんだよ、きっと。
なんだよ。マジでほめんなよナあ。(お喜び中、申し訳ないのですがー認めかねます)
●なお、200行制限なので本講座はこれにて無理矢理終了いたしますー逃げる秋本!




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