AWC まっくろくろ〇〇   永山


        
#2608/3698 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #2607 ***
★タイトル (AZA     )  23/03/18  20:09  ( 35)
まっくろくろ〇〇   永山
★内容
 祭さん、レスをどうもありがとうございます。
 『探偵小説の「謎」』(江戸川乱歩 教養文庫)は私も所有して読了済みでして、
『棠陰比事』について書かれた章も、記憶に残ってました。その記憶があったがため
に、中華風時代物ミステリを自分でも書いてみようと思い立った際、参考にすべく、岩
波文庫から出ている『棠陰比事』の和訳を古本サイトで手に入れ、通読したくらい(な
お、『洗冤集録』も欲しかったけど、ダイジェスト版の『中国人の死体観察学』もそれ
なりに値が張るなあと後回しにした次第。結局、そこそこいい値の古本『・死体観察
学』を入手)。
 祭さんが引用された話は、現代でも捜査の基本となっている(みたいです)し、理屈の
分かり易さもあってか、時代物ミステリ(中国に限らず。日本だと江戸の捕物帖とか)
でしばしば使われているような印象があります。

 折角なので、『棠陰比事』を読んだ雑感をば。結構な数のエピソードが収められてい
ましたが、「これはミステリに使えるかも?」と判断して栞を挟んだのは三箇所でし
た。(^^;
 一つは中国時代物ミステリでやたらと出て来るイメージの、脳天に釘を打ち込んで髪
でカムフラージュ。掲載されていたのはその殺し方にいかに気付くかについてで、いま
いちピンと来ないのが惜しい。
 二つ目は、身体に偽の傷や痣を付けるための草。普通に使えそう。
 三つ目は、鼠の糞が乾いているか湿っているかで、諸々判定する話。つい先日観た中
国時代ドラマにもこのネタが用いられており、ポピュラーなんだと思います。あまりに
ポピュラーだと使いにくそうだけど、果たして?
 といった具合でした。

 あと、ついでと言ってはなんですが「古代」とか「中世」とかの分け方、私、よく分
かってないです。(--;
 調べてみたら、単純に何年から何年までは古代で、ここから先は中世、という区分け
ではなく、洋の東西や地域差があるみたいで。
 だったら空想の産物である中華風時代物の場合、どの表現を使うのが妥当なんだろ
う? 中国に合わせるべきか、でも西洋風の国とも交わりも書きたいし、そうなったら
記述がややこしくなるんじゃないのかとか、迷ってしまって。
 結局、作中で古代だの中世だのに触れる必要はないと思い、そうしています。ただ、
あらすじを書く際に困る。(^^;

 ではでは。




元文書 #2607 中国の黒焦げ死体 祭
一覧を表示する 一括で表示する

前のメッセージ 次のメッセージ 
「◇フレッシュボイス2」一覧 永山の作品
修正・削除する コメントを書く 


オプション検索 利用者登録 アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE