AWC 老後の生活  談知


        
#248/566 ●短編
★タイトル (dan     )  04/12/16  06:57  ( 55)
老後の生活  談知
★内容
 ワタシもこの1月1日の誕生日で50歳である。そろそろ老後と
かいった問題を考えないといけない年齢になってきている。まあで
も、30歳の発病以来ずっと老後の生活みたいなものだから、その
延長でいいのかなとか思うけどね。
 老後の問題で一番の課題は、老後をいかに生きていくかというこ
とだろうが、経済の問題もかかすことはできない。やはりある意味
で一番重要であることかもしれない。ワタシは現在障害年金を受給
している。月6万円あまりである。その他の生活費は、一緒に暮ら
している母の年金に頼っている。二人合わせても生活保護のお金よ
り少ない額であるが、まあとにかく何とか暮らしている。母が亡く
なったら生活保護ということになるのかな。まあそれでも十分暮ら
していけると思うが、ちょっと苦しい生活にはなるだろう。ワタシ
の恋人の家は金持ちらしいので、もし結婚すれば生活は楽にはなる
だろうが、金持ちの家の婿として小さくなって暮らすのも何かしん
どくないか。ワタシはそんな気がしているのだけれど。
 老後の生き甲斐はなにか。ワタシが現在していることで十分だと
思うね。すなわち、文章を書く、本を読む、女性とつきあう。前か
ら言っているように、ワタシの人生は、このみっつだけやってれば
いいと思っている。ワタシが本当にしたいのは、このみっつだけの
ような気がする。その意味では、ワタシの人生はすっきりくっきり
確立していると思う。
 文章を書くということだと、まずこのAWCに書くことでほぼ満
足している。そりゃあプロとして書いて収入があればなおいいわけ
だが、しかしそうなると苦しみもあると思う。今は書くことが楽し
みである。何にもプレッシャーを感じてないから。ただ書きたいか
ら書いているだけだ。でもプロとなるとそうもいかない。締め切り
があってどうしても書かなければならないわけだ。そこから生き甲
斐が生まれるのかもしれないが、苦しみも生まれる。それより道楽
としてこのAWCに書いているだでのほうがいいのかもしれない。
まあそのあたりは今後のことだな。プロとしてチャレンジしたくな
ったらそうすればいいし。今現在は、このAWCに書くことで十分
満足している。
 本を読むことだと、ブックオフへいき100円本を買うことで十
分だと思う。月50冊から100冊くらい買っている。100冊買
っても1万円である。十分すぎるくらい安い。これでほぼ満足して
いる。そりゃあブックオフの半額本とかあるいは新刊が100冊買
えればなおいいわけだが、まあそこまで贅沢はいうまい。100円
本でも十分である。そして図書館でも本を借りるし、このふたつで
本を読むことはほぼ満足いく状態になっていると思う。
 女性とつきあう。まあ付き合うといっても会って話をしてせいぜ
い手をにぎるくらいのことだが、そういう女性がけっこういるので
楽しく毎日を送っている。
 こう書いてみると、何のことはない、老後の生活といっても、現
在のままいけばいいわけである。このまんま老後になっても何ら差
し支えない感じである。まあ要するに、今現在が老後同然というこ
となんだろうな。
 ワタシはあんまり野心とか持たないようなのだ。偉くなりたいと
か有名になりたいとか金持ちになりたいとか、そんなことあんまり
考えたことない。ただただ楽しく毎日を送りたい。それだけだ。ワ
タシ的に楽しく毎日を送るには、偉くなったり有名になったり金持
ちになったりしないほうが、むしろいいという感じがする。そうい
うことで幸せになるひともいるだろうが、ワタシは必ずしもそうで
ないようなのだ。身の回りの小さな幸せで十分幸せで楽しい。そん
な男のようなのだ。多くを望まず小さな幸せで満足。それができれ
ば、幸せな老後を送れると思う。それでいいんじゃないかな。





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