#231/569 ●短編
★タイトル (dan ) 04/11/26 06:00 ( 39)
料理の問題 談知
★内容
今ワタシは食事はどうしているのかというと、母親に作ってもら
ったり、外食したり、作業所の夕食会で食べたりしている。
料理を自分で作るべきかということを、この前からずっと考えて
いる。理論上はやっぱり作るべきだろうな。今は母親がいるからい
いとしても、もし死んだりしたら、全部外食というわけにもいかず、
作らざるえないだろう。生きていくうえの基本的なスキルとしても
できたほうがいい。ならば今のうちから料理を習っておいて、むし
ろ趣味や道楽として料理をやるくらいにしておいたほうがいいので
はないか。そう思うときもある。
しかし、文章を書くものが、あれやこれややるべきでない、とい
う考えも一方ではわくのだな。あれやこれやできる奴は、肝心の文
章ができない。そういう偏見がワタシにはあるみたいだ。でも偏見
とばかりもいえない、かなり当たっているんじゃないかと思うだけ
に、この問題は結構ワタシにとって重要なのだ。
まあ、書くだけに専念しても書けるわけではない。一日中書いて
いるわけでもなし、料理する時間くらいはある。むしろ料理が頭の
切り替えになり、気分転換になっていいのでは、とう感じもある。
そんなことに悩んでいる時間があれば、とっとと料理したら、とい
う感じもあるんだがな。
もちろん料理に才能があれば何も悩むことはないわけだ。でも、
どうにも才能があるとは思えない。またあんまり興味もない。とい
うより、ワタシは食べることにあんまり興味がないみたいなのだ。
そんな人間が、理論上したほうがいいからといって料理をしてみて
も、さっぱり面白くなく、うまくできもせず、あほらしくてやめて
しまうのではとか思う。
ワタシの料理歴といっても、料理していたのは主に20代の東京
ひとり暮らしの時くらいかな。初台の3畳のアパートであったが、
小さなシンクとガスレンジ一個があって、そこで煮炊きをした。料
理といっても、おおざっぱなものだ。カレーを作って三日食べる、
シチューを作って三日食べるみたいな。あとはせいぜい焼きめしか
野菜炒めくらいしか作らなかったと思う。そんな料理ともいえない
ような料理しかしてなかった。さしておいしいともいえず、明らか
に料理はへただった。
でもまあ社会的スキルとして、料理は身につけておいたほうがい
いことは確かだしな。ちょっとやってみようかな。とりあえず週一
回くらいからやってみて、様子をみる。つまらないようならやめれ
ばいいし、やれるようなら続ければいい。そんな気楽な感じでやっ
てみればいいのではないかと思う。
結論、料理はやってみる。