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★タイトル (AZA ) 16/08/04 19:58 ( 25)
本作こそ「そして誰もいなくなった」状態に? 永山
★内容 16/09/09 13:23 修正 第2版
テレビ朝日系で放送のドラマ「刑事7人」シーズン2第四話を録画視聴。ネタバレ注
意です。
予告を観たときにレギュラーの刑事の一人が倒れて、“仲間が死んだ”みたいな紹介
をしていたけれど、まさか本当にレギュラーメンバーを死なせる展開だとは。レギュ
ラーじゃない、この回限りの刑事を登場させて、死なせるのかと思ってました。だっ
て、このドラマ、「刑事7人」というタイトルの癖して、刑事は七人もいないんです
よ。そこからさらに減らしてどうするの、と。
その辺の齟齬はさておくとしても、こんな展開をするのであれば、ますます分からな
いのが、各人のキャラ変更をした意味。まあ、今回亡くなった永沢刑事は、シーズン1
と比べて大きな変化はなかったと言えますけど。その分、シーズン2では目立っておら
ず、ここで死亡するエピソードを持って来ても、いまいち感情に訴えるものに乏しい。
特に、今シーズンから観始めた視聴者にとっては。このエピソードの前に、永沢を印象
づけられるエピソードをやっておかないと弱い。正直、目立たない刑事が去った、ぐら
いの認識になるのでは?
事件そのものの方は、刑事が死んだというのに、捜査が杜撰。最初の検死で、足首に
残る痕跡を見逃すなんて、あるのかなあ? また、検証も不充分。証人の「刑事は屋上
から誤って落ちた」という証言の裏付けを取るべく、柵に当人の指紋が残っているかど
うかを調べる必要があるのに、そんなシーンはなかった。時間の都合で省いただけとも
考えられるけれど、せめて台詞で一言、「柵からは永沢の指紋が検出されました」とで
も入れれば済むのに。で、そこに不自然さを見出し、犯人の偽装が露見するというの
が、この手の作品の流れというものでしょう。
事件解決は次回へ持ち越しとなりましたが、レギュラーメンバーの死という大きなエ
ピソードを扱っている割に、不満と不安が残る展開でした。
ではでは。