#8488/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 15/04/02 23:49 ( 52)
恐竜たちの〜天国があ〜るー 永山
★内容
福井県勝山市の福井県立恐竜博物館に行ってきたです。
長年、行こうかなと思いつつも、なかなか足を伸ばせなかった場所でしたが、
この度、ようやく実現。事前に天気予報を当たってみると、気温はがくんと下
がるわ、天気は雨模様だわで幸先よいとは言えなかったんですが、付いてみる
と、思っていたほどは寒く感じなくて、一安心。雪が残ってましたけど。選抜
高校野球全国大会で敦賀気比が優勝を遂げて、県内が熱気に包まれたおかげ
か(笑)。
まず、感心したのが、町をあげて恐竜を推しているらしいこと。「管理地」
の立て看板にも恐竜、カラーコーンにも恐竜、至る所に恐竜がいます。
そして、博物館に近付くに従い、恐竜のオブジェがちらほら。その大きさか
ら言って、かなり力が入ってます。敷地内に入ると、オブジェの類は一気に増
え、恐竜バーガーなる看板すら見えました。屋外施設として、恐竜滑り台なん
かもあったのですが、あいにくの雨で試せず。
そんなこんなで入場。博物館の大きさにびっくり。入場口が三階にある構造
になっていて、客は最初にエスカレーターで地下まで降りる。そこから順に見
ながら、上がっていくのが推奨ルートになってました。私もそれに倣ってスタ
ート。
一階では、世界各地で発掘された恐竜を始めとする古代生物の化石及び、鉱
物や堆積物など地球を知るための手掛かりを紹介・展示しています。化石は多
くが複製です(複製と明記されている)が、実物を一部に使った物もあり、中
には九割以上が本物の化石という物も。さらに、白亜紀の日常を描いてみせた
CG動画、動く実物大?恐竜模型もあり。ここの目玉は、やはり、福井県で見
付かった恐竜(とその仲間の)化石の数々でしょう。基本的に、発掘された物
を全て展示する姿勢のようでしたが、中には、「研究中のため一部取り外して
います」と注釈が付けられ、実際に骨が少なめになっている一角もあったです。
二階は、生命の進化を化石やイラスト、模型に解説を交えて順序立てて説明
してくれる流れになっていました。サメの仲間の化石で、渦巻いた歯のみが見
付かっている物があり、いったいどんな形態のサメなのか、想像があれこれ膨
らみすぎているイラストが面白かった。
その他、各地から博物館に届いて間もない物を、一時的にそのまま展示した
かのようなコーナーがありました。届いたままの木箱に入った体で、展示され
ているんです。ほとんどは手で触ることはできませんが、マンモスの牙が触れ
る状態になっていたのは驚いた。複製との注記はなかったので、本物だと思う
のですが。
三階は、期間限定・別料金の特別展示や恐竜に関するアニメ上映室(ともに
時間がなくて体験できず)を始めとして、土産物店やレストランが並んでいま
した。レストランでお茶を飲むつもりでしたが、お高いので取りやめ。土産物
屋でいくらか使いました。見る角度によって、魚や両生類の絵が、骨格標本の
絵になる仕掛けのポストカードがなかなかよかったのですが、これもお高いの
で断念。それ以上にお高かったのは、本物の化石。十万を超える物がごろごろ。
買う人、いるんだろうなあ。昆虫入りの琥珀が二千七百円と、まずまずお手頃
感があるのですが、実際に見ると入っている虫が小さく、一見、虫と分からぬ
程のミニサイズだったため、そそられず。
終わってみて感じた、というか見ている間中感じていたのは、子供の頃に知
った恐竜の名前がほとんどない、という事実。付随して、恐竜に関する色々な
情報知識も、現在では書き換えられている点が物凄く多い。愕然とするレベル。
でもまあ、新しく知ることはいいことだ、うん。
とまあ、だいぶ端折って回ったのですが、時間の都合で全部は見られず。ま
た来たいと思わせるだけのものはありました。恐竜バーガーの中身も気になり
ますし。
ではでは。