#7248/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 12/06/19 18:04 ( 17)
エンタメの内と外 永山
★内容
井沢元彦の作品で読んだのは一冊だけですが、その推理小説の短編集は面白
かった記憶があります。
史学研究の方面では、関西ローカルのテレビ番組に出演して持論展開するの
を見た覚えがあり、エンターテイメントとして面白く感じました。学問的には
どうなんでしょう? 認められている部分もあれば、そうではない部分(いわ
ゆるトンデモ)もあるというのが今の評価のようですが。
検索してみると、史学の分野では、Aさんの唱えた説をトンデモだとして論
理的に批判したBさんがいて、そのBさんが新説を出すと、他のCさんからト
ンデモだと批判され、そのCさんの説も……という構図が、連綿と続いている
感じがします。程度の差こそあれ、資料の恣意的な解釈なんて常のようですし。
門外漢の私には何が何やら。
作家が小説の形で新説奇説を披露してくれる分には、無邪気に楽しめますけ
ど、(論文とまでは呼べない)研究書の形で出されると、どこまでまともに受
け止めていいのか、どのくらい信を置いていいのか判断に迷ってしまうのが、
正直なところ。
ではでは。