2002年第15回AWC大賞投票・選評 |
下記の2作品を推薦します。
IK●源氏の君のものがたり・桐壺 → 1票
時 貴斗●重圧箱 → 1票
OAK
モニカです。以下の作品が大賞に相応しいと思います。
IKさんの
●源氏の君のものがたり・桐壺 (長編賞より)
時 貴斗さんの
●重圧箱 (短編賞より)
モニカ
Monica
IK●階段を駆け上る靴の音
に投票します。
えびす
次の作品を推します。
佐野祭 : 大型IT小説「日た2」(短編ボード17)
もう一票分は棄権します。
いつものように、自身が部門賞投票で推した作品に絞って、その中から大賞に、となると、祭さんのこの作品しかなかった。『アトランティック・サーガ』は未完だし、『源氏の君のものがたり・桐壺』もよく考えたら途中みたいなものですから。(^^;
ではでは。集計、頑張ってください。(^^)
こんにちは。ミヤザキです。
ちょっと出遅れましたが、大賞の投票をいたします。
次の2作品にお願いします。
推薦作品その1 「忘却」 舞火さん
理由:候補作になってから読みました(すみあせん)が、なかなか怖い話で印象的でした。
推薦作品その2 「日た2」 佐野祭さん
理由:もう一度読み返しても、やっぱり笑えました。お見事です。
以上です。よろしくお願いします。
毎年ご苦労さまです。
時 貴斗さん 『重圧箱』
IKさん 『源氏の君のものがたり・桐壺』
以上2作品に投票します。
よろしくお願いします。
佐藤 水美
こんばんは 舞火です。
大賞投票します。
*:源氏の君のものがたり・桐壺 (IK)
やっぱりこの作品がいちばん良かったかな、と。
古典の世界にスムーズに入れて、読みやすかったです。
以上1票だけですが……。
アトランティック・サーガは未完なのが惜しいなあ。
大賞には時貴斗さんの「重圧箱」を推します。
2票投票可能ということですが、選ぶのが6作品の中から、しかも私の場合は自分の作品は除外されるので、これ1作ということにします。
佐藤水美さんの「アトランティック・サーガ」は詳細な設定と丹念なストーリー展開を見せている力作ですが、まだ途中ということなので、大賞には推さないでおきます。
とは言え、充分な完成度を見せる作品ですから来年の大賞候補にもおそらくのぼってくるでしょう。その時は資格充分と考えます。
舞火さんの「忘却」はこれはこれで優れた短編小説でした。
過去に封印された暴力が次第に形をとって浮かび上がってくる様は、人間の業の断面を的確に捉え、描けていたと思います。
前半部部と後半部分では語り手が違うのですが、ここがやや不満の残るところでした。
「私」という個人がぶれることによって個人の記憶の曖昧さ、恐ろしさ、そうしたものの迫力が薄れてしまうのではないかと思いました。
後半部分は3人称にした方が良かったかも知れません。
また、やや話を膨らませる余地も残っているように思われます。
押し込まれた記憶というのは幸福な記憶と対比されることによって鮮やかに読者に提示されると思いますので、幸福な家庭、母親としての満点ぶりなどを詳細に描けば、より恐怖が迫ってきたのではないかと思いました。
そう言ったことから、今回は見送らせていただきました。
時貴斗さんの「重圧箱」はどこをどうとっても匂い立つような作者の力量が感じられる、文字通りの力作でした。
発想、設定、携帯電話でのやりとり、どれもが興味深く、一気に読みました。
衝撃の結末に圧倒され、しばらく呆然、読むと言うことの原初的な楽しさを与えてくれた作品でした。
こうした作品を「解説」するのは却って難しいのですが(読むのが一番だよ、ということに尽きますからね)、
やや伝法な物言いをすれば時さんが充分な力量を備えていらっしゃることは一目瞭然ですね。
「重圧箱」も伝統あるAWC大賞に相応しい重厚さを持つ作品である、と明言できます。
佐野祭さんの「日た2」は佐野さんの持ち味が活かされた、軽妙な作品ですね。
こうしたやや「軽い」作品もきちんと評価され、大賞ノミネート作品として上がってくるAWCの姿勢は素晴らしいものであると思います。
読んで楽しく、パスティーシュというのでしょうか、この方面で佐野さんがプロフェッショナルとしても充分に通用する力量をお持ちなのは、他の作品を見ても明らかです。
その意味では、もちろん「日た2」が大賞に推されても決しておかしくはないのですが、私としては短編賞がこの作品としてはおさまりがいいように考えます。
これは「日た2」という作品がどうだと言うよりは、AWC大賞をどういう風に捉えるかということですが。
そういう訳で、佐野さん申し訳ありません、見送らせていただきました。
いずれ劣らぬ充実した作品であり、AWCの精髄を見る気が致しました。
以下の二作品に投票します。
舞火 「忘却」
時 貴斗「重圧箱」
| AWC大賞 |