#2951/3769 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 24/02/01 17:43 ( 31)
少し前の放送分 永山
★内容
NHK−BSで放送されたドキュメンタリー「SNSが作った“世論”#ジョニーデ
ップ裁判」を録画視聴。
大いに戸惑ってしまった。というのも、この番組と真逆の内容を報じた動画バラエテ
ィ番組を、一ヶ月とちょっと前に観た覚えがあったから。検索して調べてみると、TB
Sの「ワールド極限ミステリー」だったみたい。
うーん、なんていうか、信じるよすがを何で判断すればいいのか分からなくなる、怖
さを感じる。
「ワールド極限ミステリー」の該当コーナーを観たときは、単に、有名人同士のカッ
プルが離婚したあと、ちょっとしたことをきっかけに大もめに揉めて裁判になり、元妻
側の嘘が次々にばれて、元夫側が勝利し、和解した――ってなイメージを受けたんです
が、今度のNHK−BSの番組を観ている内に、あれあれ?前に聞いた話と全然違う
ぞ、となった。ネット・SNSによる独自の世論形成、その“罪”の部分を炙り出す感
じ。元夫側は当初不利が予想されたが、辣腕弁護士が著名なユーチューバーに接触して
情報を漏らすなど、暗躍した結果、“世論”を味方に付けることに成功。裁判で不利な
話が出ても笑いにして印象を薄れさせ、元妻側のミスには徹底的につけ込んで元妻の主
張が嘘である証拠にしていく――という構成だった。
ただ、「SNSが作った“世論”」は、元妻側がほんとに嘘を付いていた部分につい
てまったく言及せず、「DVを受けた女性として相応しくない振る舞いもありました」
的な短い文言で済ませているのには、違和感を覚えます。もちろん、「ワールド極限ミ
ステリー」の方も同じことが言える。元夫側の手法に問題があると、番組内で説明しな
かったのは何故か。
両極端な二つの主張があって、それぞれが都合のいいところだけを抜き出した番組が
一つずつ作られた。たまたま両方を観たから問題に気付けたけれども、恐らく片方だけ
観た人はその番組の主張のみを信じる可能性が高い。あってはならない。「SNSが作
った“世論”」はそのタイトル通り、偽の世論が作られることを批判するのが主題の一
つでしょうに、己が正義だと信じるあまり、公平性を欠いたんじゃないか。「ワールド
極限ミステリー」にしても、番組説明に「判決の決め手はSNS」との表現があるよう
に、現代においてSNSが強力な武器になることを知りつつ、検証することなく垂れ流
ししたような番組作りは問題意識の欠如に映る。
ではでは。