#7603/7701 連載
★タイトル (CKG ) 01/06/13 14:03 ( 77)
@コラム338 中国は脅威ではない ヨウジ
★内容
朝日新聞の下記記事に反論する形で述べたい。
6月13日 朝日新聞
『鷲と竜』第2部 米国人の中国観E
「脅威論は空想と言い切れない」
元北京特派員 ニコラス・クリストフ氏
(以上略)
> 米国メディアには中国の
>軍拡を警戒する論調が目を
>引く。米国は国内政治や軍
>需産業の要請から、旧ソ連
>に代わる新たな敵を求めて
>いるのではないか。
> 「中国を敵に仕立て、こ
>とさら脅威を強調する、い
>わば『自己充足型の脅威
>論』があるのは事実だが、
>空想とばかりは言い切れな
>い。ワシントンと北京の間
>には現実に利害の不一致が
>ある」
> 米国に照準を合わせた核
>ミサイルを準備している国
>は今や中国だけだと指摘。
>中国の高官たちが「ことを
>構えるような事態になれば
>米国をたたく」と警告する
>のを3回聞いたという。う
>ち2回はロサンゼルスをた
>たくと名指ししたともい
>う。
> 「ブラフ(はったり)は
>疑いないが、米国人を悩ま
>せるブラフだ」
(以下略)
中国の軍事的脅威を否定するつもりはないが、
それを過度に受け取り、過剰な反応をする政治勢力が
存在することも事実である。あるいは軍需産業が利益
を得るために故意に誇張し、前者の政治勢力と結び付
いて軍拡を煽っていることも事実である。
中国の核ミサイルが本当に脅威となるのは
中国高官が言っているように
中台間の軍事衝突等で米中戦争が起こった場合等である。
相当大規模な軍事衝突になるので
核戦争に発展する可能性が高い。
どちらが先に核ミサイルを発射してもおかしくないが、
しかし、必ず報復核攻撃が行われるから
米中双方共に壊滅的な被害を被ることになる。
そればかりか米軍基地がある日本に対しても
核攻撃が行われるだろう。
だから、中国が台湾に攻撃を仕掛けることも
米国がそれに応戦することも
自国の滅亡を覚悟でないと踏み切れない。
中国も米国もそれ程愚かではないだろう。
核兵器はこうして通常戦力による戦争も含めて
戦争を抑止しているのである。
これが核抑止力であり、核バランスである。
米国が推し進めようとしているNMDは
この抑止力を崩壊させる危険性をはらんでいる。
また、双方で戦力バランスを取るための
核軍拡競争に火をつける。
無益で危険な愚行は止めるべきである。
だから中国は脅威ではない。
このままのバランスを維持すれば。
ヨウジ
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P.S.だから理性は平和主義は戦争を防ぐ!