AWC 三宮晴樹とその友人達(51)           ハロルド


        
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★タイトル (GSA     )  99/ 6/ 6   1:13  ( 25)
三宮晴樹とその友人達(51)           ハロルド
★内容
 教室にて、郁太郎が譲治に話しかけた。
「あのさ、この前見た夢の話覚えてる?」
「ああこの前、俺達が同時に見た『猿の惑星』の夢の話?」
 それを横で聞いていた晴樹が、怪訝な目を二人に向けた。
<何の話してやがんだ? こいつら>
「あの夢でさあ、俺ちょっとわかんないことがあるんだよ」
「何?」
「あのアメリカ人の隊長ってさ、二千年後の地球とか言ってたよな。でも何で人間
が二千年も生きられるわけ?」
「だから、あの隊長は光速ロケットで宇宙を旅してたって言ってたじゃん。だから
その……なんて言うの? アインシュタインの相対性理論っていうか……」
「なんだ、お前も涼子ちゃんのこと好きなのか?」
 譲治は呆然と相手を見つめた。
「ああ? 何言ってんの、お前?」
「だって今、『愛したいの早大生』っつったべ?」
 それを聞いた譲治は、声を荒らげた。
「何で、あんな鼻のでけえ不っ細工な奴、好きにならなきゃなんねえんだよ? 俺
が言ってるのは、『アインシュタインの相対性理論』!」
「じゃそのアイシタインの早退せえって何だよ?」
「お前、そんなことも知らねえの?」譲治は軽蔑の目つきで郁太郎を見た。
「じゃ説明できるのけ?」
「簡単じゃん」譲治は平然と言いながら、そばにいた晴樹の肩を叩いた。「説明し
てやれよ」
「何で俺にふるんだよ!」晴樹は驚きながら言った。
                                (1999/05/29)




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