AWC 《 春 愁 》 13 (濃緑編) 脩


        
#7016/7701 連載
★タイトル (JFM     )  99/ 2/26  16:29  (151)
《 春 愁 》  13  (濃緑編)        脩
★内容
        
                          ☆ 濃 緑 編 (16)☆

     橋の脇の、密生した潅木と、丈の高い草の間から出て来て、
                                               :橋の両脇に、木と草が、生え
                                                 ていたのだが        
        通りかかった私の首に、細く、長い片腕を回して・・・・・青白い
        顔を、近づけてきた、

        長身の、痩せた男を、

        その潅木と草の間に、突き倒して・・・・・


     私は、また、歩き出した。

        その男の(?)、《あーっ》という、短い叫び声を、後ろに、
        聞きながら。
                                       /橋の下の、堰の辺りからの、声だった
                                         ような・・・


     広い邸宅に、突き当たった。                :旧地主の・・・
     そこで、道を、曲った。   

     (屠殺場の前などを通って)家に着いた。    :竹薮の間の道も、通り抜けて

                                       /夕方、駅から、家に、帰る途中に。      
                                         裏通りの、水田に囲まれた、橋の上で。
                                   
                                       /昭和40年頃。
      
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                          ☆ 濃 緑 編 (17)☆
     
     庭の草を刈っていた、私の側を、

        蛇が、通り過ぎた。
                                       /後ろから、前へと・・・
   
     隣家との境の、生け垣の向こうから、現れて、
       
        もう一つの隣家との境の、生け垣の向こうに、消えた。
                                                  :一分以上を、かけて・・・

     信じられないほどに、大きな蛇が。             :十メートルは、あった・・・

     曇り空の、午後に。                                                  
                                       /静まり返った、集落の中で。

                                       /昭和41年頃。                        
      
                                       /私の、卒業、就職期(40〜41年)
                                         には・・・その他にも・・・
    
          *******************************************************    

                          ☆ 濃 緑 編 (18)☆

     父の葬儀が、始まる前に、                     :昭和50年代の、冬の・・・

     私は、墓地まで、行かされた。                 :集落の、共同墓地に
        
        (周りに、誰もいない時に、
          家の墓の前の土に、挿して来るための、一本の柊(?)の枝を、
          私に、手渡した、
          親族から。)
                               /数日後の、朝にも・・・

                                 (その時は、私に、自転車を貸してくれた)同
                                 じ親族から・・・

                               /二度とも、墓地では、何も・・・                   

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                          ☆ 濃 緑 編 (19)☆

     葬儀が、終わった後は、     

        姻族達だけが、                            :ある店・・・濃緑編(14)
                                                    の・・・の者達も・・・
           霊柩車に乗って、先に、出発した。

                               /出棺直前に、そうすることになって・・・         
                                             
        私達遺族は、

           後から、乗用車二台に分乗して、火葬場に、向かった。

                               /私が乗った乗用車は、

                                 (別の道の)途中で、故障したのだという、霊
                                 柩車と、もう一台の乗用車よりも、
                                             
                                 先に、火葬場に・・・

           待合室で、長いこと待たされた後・・・・・別棟の部屋に、招き
           入れられて、                           :姻族達の待つ・・・        

           その数秒後に始まった、火葬に・・・・・立ち会った。 
                                        
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                          ☆ 濃 緑 編 (20)☆
                                               
     次の日の朝には、

     私に、

     数日間は、墓地には、行かないようにと、言う者達・・・家族、親族、
     姻族・・・が・・・・・                             
                               /それぞれに・・・父と母の霊魂を、畏れていた、

                                 家族、親族と、
                                 
                                 (その家族、親族とは、かなり遠い間柄の)父
                                 方の姻族とが、

                                 私に・・・


        (母の土葬の後の、私は、                 :父よりも、約二十年前に、
                                                   死んだ・・・
             一ヶ月の間・・・・・)
                                                             
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                          ☆ 濃 緑 編 (21)☆     

     急激に、衰弱した年の、

     2月に、
                               /私が、親族から、家を追い出された後に・・・
        寝たきりになって、

     その年の暮れに、

        死んだ

     ・・・・・父だったのだが。
                               /死後に、

                                 私に、知らせが・・・
                           
          *******************************************************   

                                《 終 》

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