AWC 三宮晴樹とその友人達(38)           ハロルド


        
#6527/7701 連載
★タイトル (GSA     )  98/ 5/28   1:53  ( 23)
三宮晴樹とその友人達(38)           ハロルド
★内容
 居間にて、和世と皆世が最近の芸能界のことについて世間話をしていた。
「聖子ちゃんが新しい旦那さんと初めて会ったとき、『ビビビッと来た』って言っ
てたじゃない。あれってやっぱり第六感が働いたってことなのかな?」和世が言っ
た。
「まあ実際に電流が走ったわけでもないだろうし、そんな音がするとも思えないん
だけどね」
「でもね、例の神戸の事件で犯人の少年が、日記の中で『ビビビッと来た』ってい
う言葉を使ってるのよ」
「本当に?」
「長嶋さんがバッティング指導するときは、『シュッ』とか『ズバッ』とか、よく
擬音で説明するじゃない。実際に感覚から出てくる音が脳の中で起こってるのかも
しれないわよ」
「じゃあ、直感が働くときの音のその『ビビビッ』っていうのはみんなが共通して
持ってる音なのかな」
 二人の話を聞いていた正蔵が、口を開いた。
「そうか、それでわかったよ」
「何が?」二人は祖父の方を向いた。
「スハルトさんは、それで後任の大統領を選んだんだよ。初めて彼に会ったときに
『ハビビビビッ』と来たのかもしれない。
 和世は、祖父につられて愛想笑いをしたが、皆世は意に介さずに話を続けた。
「それと新しい旦那さんて、何か雰囲気がダディさんっぽいと思わない?」

                                                              (98/05/27)




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