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★タイトル (GSA ) 98/ 4/18 1:52 ( 21)
三宮晴樹とその友人達(15) ハロルド
★内容
晴樹達六人は、台所で「ポル・ポト死去」のテレビニュースを見ていた。
「あの悪名高いポル・ポトもとうとう死んだか」晴樹や皆世達の祖父である正蔵が
気持ち悪そうな顔で呟いた。
「ポル・ポトって何をした人かちゃんと知ってる?」長女の和世が気持ち悪そうな
顔で、次女の皆世に尋ねた。
「ポル・ポト派のポル・ポトでしょ」気持ち悪そうな顔で皆世が答えた。
「わかりやすい説明ありがと」和世が気持ち悪そうな顔で皮肉った。
「じゃあ和世は知ってるの?」母親の信子が気持ち悪そうな顔で、気持ち悪そうな
和世に聞き返した。
「ポル・ポト派のポル・ポトじゃない」和世が気持ち悪そうな顔で答えた。
二人のやりとりを聞いていた晴樹が気持ち悪そうな顔で、話に割り込んだ。
「まあ一時はカンボジア政府の首相になったこともあるポル・ポトだけど、独裁政
治が続いて、そのうちベトナムと戦争になった。その時もカンボジア国民を苦しめ
たけど、政権を追われた後も地雷でカンボジア人やPKO隊員を苦しめたな」
「なるほどね、その時のカンボジアの人たちの気持ちがわかるわ」三女の友世が気
持ち悪そうな顔で言った。「だって自分の死体をテレビで見せることで、今まさに
私達を苦しめてるんだもの」
それが、その場にいた全員の一致した意見だった。夕食時に死骸の映像を見せつ
けられた六人は、気持ち悪さから完全に食欲を失い、嘔吐を催していた。
(98/04/18)