AWC 三宮晴樹とその友人達(13)           ハロルド


        
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★タイトル (GSA     )  98/ 4/17   6:26  ( 21)
三宮晴樹とその友人達(13)           ハロルド
★内容
 皆世はタレントオーディションを受けるために、歌の練習に励んでいた。EVE
RY LITTLE THINGの「TIME GOES BY」を自室で歌って
いるのを姉の和世が聞いていた。和世がノックして入ってきた。
「なんだか面白い歌ね」和世が言った。
「面白い?」皆世は怪訝そうに姉を見た。<お姉ちゃんって、おっとりしてるのは
いいんだけど、何か時々訳の分からないこというのよね>
「別に面白い歌じゃないでしょう」皆世は言った。「これは純粋な恋愛をテーマに
した曲よ。この曲を私の美声で聞いたら、みんなうっとりして今度こそ合格できる
んだから」
「本当にそれでいいの?」
「勿論大丈夫。もし私がSPEEDみたいなユニットを結成することになったらお
姉ちゃんも私の口利きでメンバーに入れてあげるね」
「えっ! だって私もう十九だからアイドルのデビューなんてもう遅すぎるし、そ
れにSPEEDみたいにダンスなんて出来ないし・・・」
 和世は、皆世の思わぬ好意に慌てふためいた。よほどの覚悟がない限りそれを了
承することは出来ない、将来に関わることなのだから慎重に考えなければならない
と思った。
「本気にしなくていいから」皆世は言った。
                                                           (98/04/15)






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