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★タイトル (AWJ ) 97/ 7/27 12:27 ( 30)
「続・ティアフルガール(迷子少女)」 No9 大二郎
★内容
カイには、何か心の中に引っかかっているものがあった。
以前にも、こんなことがあったような・・・・デジャブだろうか?
シュンリーがぶんぶかかぶりを振る。
「シュンリー、デブじゃないんですね」
・・・・それはともかく、カイは思っていた。
自分はどうしてここに居るのか・・・・もちろん、シュンリーと出会い、彼女と供に旅
をしてきたからだ。
シュンリーと出会ったのは、シュンリーが彼・・・・カイの居た町に偶然やって来たか
ら。
ここまではいい。
では、自分はどうしてあの町に暮らしていたのか? それが判らなかった。
(ぼくの仲間達はいったい・・・・どこに居るんだ?)
光が消えた。
周囲の様子は、別段なにも変わってなかった。
にせフレイアさんと孤児院の間に割って入ったカイの、さらにその間に、本物のフ
レイアさんが立っていたこと以外には。
「な・・・・」
一文字だけでも、最初に口を開いたのはにせフレイアさんだった。
「まったく・・・・危ないことしちゃいけませんよ」
そんな自分の偽物を、まるで子供達を叱る時と同じようにたしなめるフレイアさん
だった。
カイはすべてを思い出した。
「母さん!」
その言葉に、フレイアさんは振り向いてにっこりした。
「やっと思い出した?」