AWC 実録「受験生受難」1 可愛 真理子 作


        
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★タイトル (NKE     )  97/ 4/ 8  22:41  ( 89)
実録「受験生受難」1     可愛 真理子 作
★内容
受験生受難                                                                     
                          作・文     女装 愛好者  可愛 真理子
                                          
 
 九月初めの、ある暑い午後、私は得意先まわりの最中いつものように喫茶店で暇をつぶ
していた。
十分位してだろうか、後ろの席に四十近い二人の男が入ってきて腰をかけた。
二人の会話は受験だの偏差値だのと、どうやら学校の先生らしい。
聞くともなしに聞いていると、なにやら深刻な様子で喋っている。
「それで、先生のクラスはどうですか?」
「まあ、例年並の合格率が出れば恩の字ですよ、ことに来年は受験者が多い上にレベル
が高いときているから・・・合格者が例年の二割以上も減ると、はっきり私の首があぶ
ないですからねぇ」
「いっそのこと、一つか二つ落としてみたらどうでしょう。N女とかT高とか」
「私も、その話をしたんですがね、彼女、おとなしそうに見えるけど、負けず嫌いと言
うかすごくプライドが高くって、ガンとして受け付けないんですよ」
それからしばらく話題は、そのミタリツコの問題で持ちきりだった。
そして二人は、いずれも近所のRという有名な学習塾の教師のようであった。
喫茶店を出ると、約束していた顧客を二件訪問してから会社にもどり、簡単な残務を済
せてから退社した。
帰る途中の電車の中では小学校五、六年くらいの少女が二、三人ランドセルを背負った
まま、ぺちゃくちゃと雑談に花を咲かせている。
幼い顔をしているものの、最近の子供は発育がいいせいか、大人のような身体つきをし
ている子も多く見かける。
私の性の欲望を激しく逆なでする。
四、五年ほど前から私の性の対象嗜好は成人の女性から小中学生の少女に変わっていた
。
私は未だに独身で、しかもお世辞にも女にモテルような容姿も金も持ち合わせていない
。
ところが、性欲の方は人一倍旺盛で頭の中はいつも女の事でいっぱい。
この年になるまで四、五人の商売女を買ったことがあったが、そんなことでは満たされ
ない、いわば禁欲生活そのものが四十年以上も続いている訳である。
こんなことが災いして、私の性欲は次第に歪んでいった。
しかし、当然のことながら、これら少女と交ったのはただの一度もなかった。
だから、私の性欲のはけ口は、数十にも上る裏表のロリータ雑誌やビデオと
セーラー服を着せたラブドール(ダッチワイフ)である。
いい身体つきをしている少女を見る度に、彼女達を想像の世界で玩ぶのである。
そして今日もいつものように、電車に乗り合わせた少女達を想像の世界で犯し
始めた時である。
先程、喫茶店で小耳にはさんだ話が、一瞬頭の中をかすめ過ぎた。
と、同時に黒々とした淫猥な考えが腹のそこから入道雲のようにわきあがって来た。
 
 それから数日後の夕方、私はRという学習塾の門の近くに立っていた。
ミタリツコがどんな少女か確かめるためである。
門に入ろうとする子、出てくる子数人をつかまえて尋ねたが、「わかりません」と、皆
無関心に通り過ぎていく。それから一時間ほどして、出てきた少年に尋ねてみた。
「ああ、ミタさん、・・・ミタさんだったら補習を受けているから、あと一時間くらい
かかるよ」
しばらく待つことにした。
一時間ほどすると、十数人の生徒がぞろぞろと出てきた。
私が、ミタリツコを誰かに尋ねようとしたとき、生徒達の後ろの方から女の声がした。
「ミタさぁん・・・ミタさぁーん」すると一人の少女が振り返る。
「ミタさん、これミタさんのでしょ」と何やら振り返った少女に手渡す。
「あ、どうも・・・」礼を言って別れた。
日本人ばなれした彫りの深い容貌、大きな瞳、かなりの美少女である。
私は、この少女が本当にミタリツコであるか、確かめるために後をつけた。
少女の家はバスで十五分ほど、そして徒歩五分のところにある小さな一戸建ての木造住
宅である。家内のあかりは、ついていない、恐らくカギッ子だろう。
玄関の鍵を開けると、少女は中に消えていった。
私は辺りの様子を窺いながら、ソッと玄関に近寄り表札の名前を確かめた。
そこには、三田という両親と姉と思われる女の名前のつぎに”律子“と記してあった。
これを認めると私は安心し、自宅に戻って綿密な計画を立て始めた。
勿論、未踏の生殖器に自らのペニスを挿入するための愚劣な計画である。
少女の通う中学校や両親の勤務先等々そして彼女の家族の住民票やK大付属の資料も取
り寄せ、一週間かかって彼女に関する事情を調べ上げた。
 
それから数日後の土曜日の午後、少女の通学路の途中で待ち伏せた。
しばらくして律子は友達と連れだって歩いてきたので、気付かれぬように、ソッと尾行
した。
やがて帰路の半ば、ついに一人になった。
私は、意を決して怪しまれぬよう堂々と近づき、声をかけた。
「あぁきみ、ちょっと」律子は振り返る。
「きみぃ、三田律子さんだね、H中学校の」
「はぁ、はい」少女は怪訝そうな顔で私を見る。
少女は、身長百五十九センチの私よりほんの一、二センチ低いくらいで、以前塾の前で
見たより大柄で、しかも大人の様に成熟した身体つきをしている。
「いやいや、私は怪しいもんじゃないよ、実はこうゆうもんなんだがね」
と、もっともらしく作った”K大学付属X高等学校  受験調査主任“と書かれた写真入
りの贋の身分証明書を差し出した。
商売柄こんな物を作るのは造作もないことである。
だいぶ効果があったと見えて、それを見ると律子の表情が先程とは打って変わって緊張
した面持ちになった。
両方良くても普段の素行が悪い人とかを調査し審議するんだ。・・・・」
少女は身を硬直させるようにして私の話を聞いていた。
「聞くところによると、君は実力がありながら模擬試験での成績は芳しくないとのこと
だが・・・・、この間君の答案を見せてもらったよ、クラスでも良くて十二、三番、偏
差値も七十に届かない。これではちょっと難しいねぇ」
私は、以前喫茶店で聞いた二人の塾教師の話を流用してもっともらしく喋った。
「あのぉ、だめなんですか」




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