AWC 創作くん(2月2日)   完狂堂


        
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★タイトル (MEH     )  97/ 2/ 2   0:55  ( 90)
創作くん(2月2日)   完狂堂
★内容

●ゴロゴロしながら打てるキーボードが欲し
い。
●クトゥルーで参考にしているものがありま
す。MYTHOSというカードゲームなんで
すが、これ遊び方全然わかりません。クトゥ
ルーのコレクティブル・カードです。

ガリィ・コンディット氏(63歳、アメリカ
国籍)との会話(テープレコーダーにて録音、
一部抜粋)

「……ハワード先生、あんたはまだ若いね。
アーカムには慣れたかい?すごい町だろう、
ここは。ドロドロに溶けた死体が、そこら中
に転がっていただろう。みんな、あいつにや
られたんだ。恐ろしく巨大な、宇宙からきた
怪物にな!」
「……その怪物は、どういう外見なのです
か」
「俺には、緑色のどろどろした液体にしか見
えなかった。あれこそが、外宇宙から来たお
そるべき生命体なんだ。誰も死体の後片づけ
をしねえんだ。ひでえ話だぜ……ちっとは掃
除しやがれってんだ。おかげでアーカムじゅ
う、ドロドロの死体であふれてるんだ。怠け
もんだよな、町のやつらはさ。あきれるぜ!
そう思わないか、先生。先生は、怪物を見た
ことがあるかい」
「いや、ない」
「奴らは目に見えない。しかし、何かの拍子
で見える事もあるんだ。俺が見たときは緑色
だったな。まるで水のような身体でね、ぐね
ぐねと動きまわるのさ。闇夜にまぎれて飛び
かかってくる。太陽光線は嫌いなんだな。俺
の友人は、飲み屋から帰ってくる途中で襲わ
れた。マークってやつでね」
「それはいつの話ですか」
「ふん、もう7年にもなるかな……まだ俺も
船に乗っていた頃だ。同じ船の仲間だったん
だ。あの時も、一緒に飲み屋に繰り出してい
たんだ……」

 7年前の某日、アーカム市近郊の港に立ち
寄った漁船「ラミリーズ号」の乗員たちは、
ひとときの休息を得るべく、おのおの気の向
くまま酒場に足を運んだ。ガリィ・コンディ
ットにマーク・ブラッドレーも、そんな船乗
りの仲間であった。二人が足を運んだ飲み屋
はその日、やけに閑散としていた。人通りの
ない場所に位置する、少々うらびれた感のあ
る飲み屋であった。ネオンサインの看板がチ
ラチラと明滅し、ぼんやりと周囲を照らして
いた。
「やけに寂しげなトコロだな。ぼったくり
バーじゃねえだろうな」
「ふん、他にいい場所もないようだ、ここで
我慢しようじゃないか」
 ガリィとマークはしばらくその酒場でくつ
ろぎ、ありきたりの世間話をして楽しんだ。
 酒場には奇妙な客が一人いた。二人を凝視
する、その目が異様な光を放っていたのだ。
ギラギラと輝くその瞳は、魚のそれを連想さ
せた……。しかし、久しぶりに海から解放さ
れた二人は上機嫌であった。奇妙な客など気
にせず、たっぷりと酒を飲み、談笑した。
 そろそろ宿に帰る時間だ。二人は酒場をあ
とにし、薄暗い夜道に出た。二人とも、酔い
のため、足もとがおぼつかなかった。
 後をつけてくる男がいた……トレンチコー
トに身を包んだその男は、先ほど酒場でじっ
と二人を見つめていた男であった。
 マークは、あからさまに尾行してくる男に
気づき、声をかける。
「なんだ、さっき酒場にいた奴じゃねえか。
何だって俺達のあとをつけてくるんだ?」

 トレンチコートの男は無言でじっとその場
にたたずんでいる。無視して歩きだそうとす
ると、またもついてくる!
「やい、貴様どういうつもりだ!俺達に何の
用だってんだ」
 気の短いマークは、そう言うと男の方に歩
み寄っていった。
「おーい、マーク、ほっとけよ!」ガリィは
そう言い放った。つかつかと歩いていき、男
に殴りかかろうとするマーク。
 次の瞬間、ガリィ・コンディットは、ぞっ
とするような風景を目撃する。





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