#4408/7701 連載
★タイトル (PFM ) 95/ 6/27 20:26 ( 41)
【地球環境】#392 大気と森林の炭素量>細田さん Mary
★内容
>【地球環境】大気中の炭素量ほか 細田
>★内容
>
>大気中における現在の二酸化炭素の濃度は0.03%(300ppm)が、量
>にするとどれくらいの重さなのかというと、
>
>(引用はじめ)
> 森林のバイオマス(乾燥重量)のおよそ半分は炭素である。したがって、現
>在の森林は、6000億トンくらいの炭素をバイオマスの中に蓄えていること
>になる。これは、二酸化炭素の形で大気中に存在する炭素量7400億トンに
>ならぶほどの大きい量である。
>(引用おわり)
>『熱帯雨林をまもる』(環境庁「熱帯雨林保護検討会」編・日本放送出版協会)
> P14より
>
>ということで、「7400億トン」ということがわかります。
>
>これに、また別の引用を加えますと、
>
>(引用はじめ)
> ある著名な先生の講演を聞いたことがある。人間活動により化石燃料が使用
>され、それから放出される二酸化炭素量は高々年間55億トンである。一方、
>植物の光合成は毎年1000億トン以上にもなる。植物の活性化により解決で
>きるはずだ、と。
>(引用おわり)
>『二酸化炭素問題ウソとホント』(小島紀徳・アグネ承風社)
> P51〜52より
>
> この著名な先生が誰かは不明ですが、だいたい7年で大気中の「二酸化炭素
>」は、光合成だけの作用で「入れ替る」ということになりますなぁ。
やはり、計算して見ても緑を増やすことが温暖化防止に役立つことが
裏付けられたわけですね。人間の排出する二酸化炭素量を「高々年間
55億トン」と言われていますが、これはけっして侮れない量です。
一方で森林を増やしても、他方では開発や環境汚染により消滅して行っ
ているのですから。その上、経済成長は炭酸ガスを増加させますから、
この問題を解決するのは容易なことではありません。
Mary(マリア)