#4055/7701 連載
★タイトル (PFM ) 95/ 3/17 21:20 ( 93)
RE#5381 地球環境-1 >ネダさん Mary
★内容
>あ〜、私は日本全体がエコロジーの発想をしても、世界全体でもだめだ、と書いた
>つもりなんですが。発想でも実行でもないんですよ。科学の進歩が早いか、人類の
>滅亡が早いかです。一般人が個人で努力してもどうってことないということです。
何か良い解決方法があったら教えてくざさい。
>あ〜大変な事態?もうすでに数千年前からそういう事態が起きていますよ。
>私は人類が農業を始めた時から、そういう事態が進行してきたと思いますね。
>農業主義は自然を人間に都合いいように破壊し、人口増加に最も役にたっています
>から。世界中の田舎の緑は人間が作った緑です。そこに住んでいた動物は農業の邪
>魔だということで、排除されました。
農耕中心のこの時代では何ら地球環境に影響はありませんでした。自然
界の弱肉強食の範囲でした。問題になるのはここ数十年の急速な文明の
発達からです。
>読めない人だなぁ。現在のエネルギーの使用量を抑制すると、どうなりますか?
>まず、エネルギーの値段が上がります。で、製品の生産量が落ちて、コストが跳ね
>上がり物価が高騰します。ここで石油の値段が下がればまぁ、いいのですが、エネ
>ルギーの供給が足りないままだとインフレが起こります。経済制裁を受けているイ
>ラクをごらんなさい。キューバもいい例です。物がないので、物価は高騰したまま
>です。
>んじゃ、デフレやったとしましょう(笑)。んで、それでどうなるんですか?物不足
>が解消されたわけじゃない。確かに戦後すぐの日本をみればわかりますが、物不足
>でも人間は死なない。では、生活レベルをぐっと落として生きるわけですか?
>じゃ、日本と米国が意識革命をしたとしましょう。私たちが国民1人あたり発展途
>上国の数十倍ものエネルギーを使っているのは事実ですが、みんなで生活レベルを
>一斉に落としたら当然世界経済はすぐに沈滞します。消費が減れば倒産が相次いで
>世界的に失業者が増え、貧困が蔓延、犯罪の増加、税収が減って国家財政はもちろ
>ん破綻、従って福祉制度のゆき詰まり、医療やエネルギー開発などの科学の停滞、
>などなど連鎖的な悲劇が地球を覆うかもしれません。もちろん経済の破綻は国力の
>無い発展途上国を直撃します。
だからそれを段階的に行うわけです。省エネ等の技術もこれを援護す
るわけです。必要性があればそれは進歩します。経済環境が厳しくなれ
ばより効率性を高めざるを得なくなります。エコロジー産業は成長しま
す。経済はニーズに合わせて変貌します。制約がある場合には重要度の
低いものが切り捨てられ、重要度の高いものが残されます。つまり無駄
が省かれます。
それからこれは重要なことなのですが、低成長経済ではあっても雇用
はしっかりと確保しなければなりません。人間まで切り捨ててという計
画ではありませんから。ですけど考えて見てください。現在食料生産は
充分ありますよね。だから食べるには困らないはずです。その他の生活
必需品も充分に生産できています。世界には人々を充分に養えるだけの
生産力はあるのです。要はそういった物資が隈無く分配されれば良いわ
けです。それで雇用ということを言っているわけです。でも、余力があ
るのに度々経済が混乱するという問題はどうにかしないといけないです
ね。これについては経済学者の方に期待しましょう。(^。-)
私は地球環境の問題を解決するための要件を述べています。考える材
料も提供しています。それからそれは解決可能ですとも言っています。
後はそれを目差し実行するだけです。
>例えば21世紀までに二酸化炭素の世界的排出量を規制しようという動きがあり、
>日本や中国は確かまだ反対していると思います(違っていたらごめんなさい)。国
>際的に規制をするのは簡単ですが、その為に被る経済の遅れをいったいどうしたら
>いいのか、誰もわからないのです。つまり石油を燃やせなくなって産業の発展が遅
>れると貧乏人が増えてしまうのに、どうやって彼らの雇用を確保したらいいのか、
>国連はそこまで代替案を出せないのですよ。
二酸化炭素の排出量は努力目標に過ぎず日本は達成できないようですね
。困ったものです。結局、政府や産業界のこの環境問題に対する認識が
薄いからではないでしょうか。経済と環境対策が両立する今実行可能な
施策はいくらでもあるのですが、そういう意識がないからですね。
>それからなにが贅沢で何が無駄なのか、誰が決めるのですか?個人や政府で基準は
>みな違うのです。それとも生活水準を共産主義のように完全な国家統制にしますか?
問題を炭酸ガスだけに絞ったとして、「炭酸ガス排出税」というような
ものはどうでしょう。燃料の使用量に応じて炭酸ガスの排出量は増えま
すよね。炭酸ガスを排出すればする程税金が高くなるのです。そうする
と燃料は重要度の高いものの方に使われるようになり、重要度の低いも
のの方は節約するようになるでしょう。どれが贅沢か無駄かは誰も決め
なくても、使う側が自主的に決めるわけです。これは商品の価格に反映
されますから、経済的に暮らそうとするとエコロジーになるわけです。
これだと公平・平等で良いのではないですか。自由主義経済の枠内で実
現可能な非常に効率の上がる方法だと思いますが。(^。-)
>経済成長は確かに「昔に比べれば」物品や便利さを氾濫させてきました。しかしM
>aryさんが嫌う無駄で贅沢品なモノを安価で大量に生産し消費することで、私た
>ちは経済を成長させ、科学を進歩させ、生活を安定させてきたのです。だから目先
>の贅沢に目くじらを立てても、どってことないのです。何も変わりません。むしろ
>経済の発展は自動車や冷蔵庫の耐用年数を延ばし、パソコンを作り、バーコードは
>物流の効率化に役立っています。経済成長に支えられた科学は確実に進歩している
>のです。
ですから、今までこういう発想だけで来たから、有限な地球が悲鳴をあ
げているのではないですか。幾ら便利になったって環境が破壊され生き
て行けなくなったらもともこもないではないですか。本末転倒ですね。
Mary(マリア)