AWC RE#5358-9 人間という動物(3)-1 >ガネシャさん   Mary


        
#4046/7701 連載
★タイトル (PFM     )  95/ 3/16  21: 0  ( 98)
RE#5358-9 人間という動物(3)-1 >ガネシャさん   Mary
★内容

> > ガネシャさん、物事をそう近視眼的に捉えてはいけません。
>と言いつつ、
> >あなたの腸の中で今起こっていることもその一例です。(^。-)
>ですか?
>何かちょっと納得出来ませんが。まあいいでしょう。
>(近視眼的はやめません、それはいろいろな視点から捉えたいからです)

そもそもここのところの議論は私が「でも、そうした生物、なかでも動
物のことを知れば知る程、彼らがいかに質素で規則正しく、他に迷惑を
掛けずに暮らしているかが分かります」と言ったの発端でした。それに
対してガネシャさんは

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
環境破壊というものがどういうものかを考えた場合、
いろいろと解釈のしようでは、たとえば、植物を食べる草食動物が
その辺の草々等を平らげた場合、それも環境破壊とは言えないでしょうか。
つまり、解釈の仕方によるということなのです。
植物から見れば、草食動物は迷惑な存在ではないでしょうか?
食物連鎖から言えば、強者は弱者にとって、迷惑な存在であるはずです。
人間の都合のよい解釈からすれば、それは、迷惑な事ではないと
捉えてしまうかも知れません。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

と言いました。ここのところの本当の意味はこうなのです。動物は他の
生物を餌にするのですから、食べられる方は迷惑に決まっています。そ
ういう意味で行くと他に迷惑を掛けていない動物は一つもないというこ
とになります。だから私の言った「他に迷惑を掛けずに暮らしている」
はそれと意味が違うのです。私の文章の一部分の言葉の表面の意味でな
く、私があの「人間という動物」の中で言いたかった主旨を理解すれば
分かります。つまり

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
彼らは必要最低限の食べ物を何の加工もせずにそのまま食べます
彼らの消化器はそういう食生活に充分に適応しています
だから彼らはまったくと言って良い程に自然を壊しません
それに引き換え人間はどうでしょう
       ・
       ・
       ・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

これ以後の文面が人間が環境破壊という迷惑を他の生物に掛けていると
いうことを言っています。それに対する動物が「・・・彼らがいかに質
素で規則正しく、他に迷惑を掛けずに暮らしているかが分かります」に
なるのです。だから「ガネシャさん、物事をそう近視眼的に捉えてはい
けません。」と言ったのです。細かいことに拘り全体を見失ってはいけ
ません。
 生態系は人間が現れなければバランスを保ち続けました。何故なら他
の生物は規則(大自然の法)を守りますが、人間はそれをことごとく破
り続けてきたからです。

>植物の枝が折れた状態が部分的環境破壊で、植物に再生能力があるため
>折れた枝を補って再生すれば、それは環境破壊ではないということでしょうか。
>しかし、植物が再生するにはそれ相当の無駄なエネルギーが消費されています。

「しかし、植物が再生するにはそれ相当の無駄なエネルギーが消費され
ています。」は的外れになっていませんか。植物は光合成を行なって成
長しているのですから大気を修復していることになります。そのエネル
ギーは大陽から届く光ですから無尽蔵です。

>つまり、人間の目から見た範囲でしかバランスが保たれていないということ
>なのです。また、「根が残っていれば」の場合は、植物の根を専門に食べる草食
>動物もいますし、それこそ根こそぎ食べてしまう草食動物もいます。
>その場合は、環境破壊しているとはいえませんでしょうか。

 中にはそういう生物もいますが、それでは後先食べるものがなくなる
から種は繁栄しないでしょう。植物が増殖することと動物が食べるのと
がバランスすれば草原は衰退しません。草原が衰退したところは動物が
増えません。だから食べる生物と餌になる生物の数がバランスするので
す。人間以外の動物は質素ですから、自然環境に大きな打撃を与えるよ
うなことは起こりません。長い間には部分的な衰退はあったとしても、
全体的にはバランスして豊かな自然が保たれるのです。

>確かに環境は変化しております。がしかし、この変化に生命の進化が追い付けない
>とは思っていません。追い付いているもの、または、以前の環境に適さず、
>細々と生活していた生命が、今の環境に適しているため、徐々に繁栄してきている
>とも考えられます。
>さらに言えば、変化に適応できない生命は絶滅し、適応できる生命が生き残り
>新しい生命圏が出来つつあるのかもしれません。

確かにこの環境の悪化により逆に増えたという種もあるかも知れません。
ですが、この変化はあくまでも悪化なのです。このままでは種は激減し
てしまうでしょう。生物は他の生物を食しています。一つの種の滅亡は
他の種の滅亡に繋がります。そして更に他の種の滅亡...そして人間
も・・・

>確かに腸内細菌と私は共生していますが、大きな目でみても、
>ゴキブリ、ダニ、と共生しているとは思えませんし、彼らが存在していて
>よかったと思ったこともありません。
>Maryさんはダニ、ゴキブリの生命も心配しているのでしょうか?

わっははは...ということで(笑い)

(つづく)


                       Mary(マリア)




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