AWC ●『続・権力の陰謀』 HOPE−NET      ヨウジ


        
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★タイトル (CKG     )  93/ 8/26  23:44  ( 28)
●『続・権力の陰謀』 HOPE−NET      ヨウジ
★内容

 平成四年十一月四日、信一は大手パソコンネットHOPE−NETに連載パソ通小説
『権力の陰謀』の掲載を始めた。 だが、様々な圧力が掛かり難航した。 根拠のない
中傷・誹謗・罵倒のメッセージが次から次へと掲示されたり、電子メールが届いたりし
た。 彼らには小説の意味が分からなかったり、妄想と決め付けたり、ただ単に邪魔だ
と思うもの、あるいは人に罵声を浴びせることを目的にしているもの等、様々だった。
信一はどのメッセージにも真面目に返事を書いた。 何故ならば、自分にとっても民主
主義にとっても重大問題であり、その様な誤解があるのであれば、解かなければならな
いと思ったからである。 しかし、どんなに手を変え、品を変えて説明しても理解され
ることはなかった。 それらの中傷メッセージへの対応と、書き始めたばかりの小説の
執筆とに、深夜までパソコンに向かう辛苦の日々が流れた。 まさかこんなに酷い連中
の集まる場所とは思わなかった。 だが、信一は負けるわけには行かなかった。 悪に
てきた者たち、すなわち、権力の陰謀を暴き、不正を取り除かない限り、信一には未来
がなかったからだ。 だが、もともと信一を監視し続けてきた工作者が見逃すわけはな
かった。 今まで20年間権力により虐待され続けてきた信一が、初めて示した抵抗と
しての行動だった。 世間に対しての公表であった。 権力が公にしたくない恥部だっ
たから、信一に対して様々な圧力が掛かった。 前から信一の外出先に、信一に分かる
ように出現していた、管轄のパトロールカーによる示威行動や、組織の名乗るようにな
っていた工作者の陰口は相変わらずであった。 そして、パソ通上にも当然のことなが
ら工作が入った。 メッセージの内容と無関係のタイトルが付けられたメッセージや、
表向き他の人に宛てたメッセージと見せ掛けて、中に意味有りげな隠し文句を挟んだメ
ッセージもあった。 誰かの悪戯か、あるいは本当か”1治安関係者”などと名乗る怪
しげなメッセージ。 とにかく、信一の計画をつぶそうと襲いかかるメッセージばかり
であった。


                                  ヨウジ





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