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★タイトル (CKG ) 93/ 8/26 23:43 ( 49)
●『続・権力の陰謀』 今から20年前の今日 ヨウジ
★内容
今からちょうど20年前、昭和48年5月1日、主人公・加藤信一は日本有数の地方
自治体「帝都」に就職した。 それは富も学歴もない24才の青年が掴んだ最高の幸福
のはずであった。 だが、信一を待ち受けていたものは虐めに次ぐ虐めばかりであった
。 あたかも準備して待っていたかのように、それは始まった。
最初はそれは単なる虐めに見えたが、次第に組織化し、差別者を作り出すための大掛
かりな策略へと発展して行った。 身も心も衰弱仕切った信一は、2年後やむなく彼ら
の策略通りに退職した。 だが、その後信一の身の上には思いも掛けない、とてつもな
い運命が待ち受けているのだった。
その後18年間に渡る、帝都・帝都警察と隣県の県警等が結託した、徹底した迫害と
社会生活の妨害であった。 信一が就職した全ての会社について、表裏からの工作が行
われた。 街頭での入れ替わり立ち替わりの多数の帝都職員による言葉による虐め、帝
都警察等の警察の頻繁な示威行動。 右翼の出現。 会社での仕事の失敗または過重な
負担を負わせて失脚させようとする、社内と取引先への裏工作。 そういう妨害がなく
ても過重労働を強いられる仕事であったのに、その上の執拗なそれであったから、真面
目な信一は一たまりもなかった。 過酷な労働と就・転職を繰り返す、不幸に不幸が追
い討ちを掛ける日々であった。 そして、その工作は信一が全く社会生活ができない、
まったく職に付けなくなるところまで、エスカレートさせながら続けられた。
そして、いよいよ追い詰められた信一は、その時初めてその20年間の意味を知った
のだった。 彼らの目標は信一の一生を潰すこと。 そして、目的は彼ら自身の訓練だ
ったのである。 すなわち、各行政機関の職員が一致団結し、差別者と呼ぶ標的に対し
て監視・尾行・工作・迫害等の妨害を行なうことを通して、組織の命令指揮系統を機能
させ、組織力の維持・強化のための訓練を行なう。 また、職員に対して絶対服従の精
神を身をもって体験させることを目的とする。 犯罪を侵していない人間に対しての工
作ということで、究極の命令ということになる。 これに従わすことができれば、他の
いかなる命令にも従わすことができるということが確かめられる。 このとき、ある範
囲の民間人も巻き込んで同様のことを行なわせ、権力の民間への浸透も謀る。 これに
従わないものは、差別者と同様の道を歩まされる。 これらを通して、権力の反対勢力
を
失脚・抹殺または味方に引き入れ、もって、権力の独占の維持・拡張を行なうのだ。
そして、更に陰謀は続く・・・
「一生やることに決めた」「一生良くならなければいいんだ」
「一生やることに決めた」「一生良くならなければいいんだ」
「一生やることに決めた」「一生良くならなければいいんだ」
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平成5年5月1日 ヨウジ
転載-11 93/05/01 フリーボード#9593他