#733/1336 短編
★タイトル (PZN ) 96/12/24 14:34 ( 50)
冒険世界・ヨッカメにイレバ(続き) 神無月 光季
★内容
「うむ」
「ギルドめ、なんだかんだとつまんねえ依頼押しつけやがって……んな物、落
とした奴が自分で探せってのさ」
「そうそう。次、どこ行く?」
「バノッセルの大迷宮はもうご免だね。あんなデカブツに追いかけられるのは
こりごりだよ」
「だよなあ。今度は、南の大森林で幻の宝石探しにしましょうぜ、だんな」
「うむ」
次回の冒険についてなど話し合っている。
「――そこで我が魔力よ塔となれ。明快公正なる公約に基づき――」
一心不乱に呪文を唱え続けるヴェイド。
「うまし、うまし」
さぼって、クッキーを頬張っているラエナ。
「ねえ、いつになったら見つかるの? 探し物って何なの? なんで、教えて
くれないんだよー! みんなー!」
森の中に、少年の悲痛な声がこだました。
・あとがき
自分の説明力の乏しさに、ちょっと反省しています。
僕がこのPC−VANに使っているパソコンは、家族で共有しているもので
して、しかも、電話代がかかるということであまり長い時間回線を繋いでおく
ことが出来ないんです。
それで、一作目を「短編」のコーナーに書き込んだ後、二作目を5、6日後
に書き込んで、「フレッシュボイス」のコーナーを12月22日に見たんです。
そこで、武闘さんが僕の小説の感想を書いてくださっていることに気づきま
して、慌ててお礼を書いたんですけど……。「お礼を言うのが遅くなって申し
訳ありません。このコーナーをあまり頻繁には見ていなかったもので、すみま
せん」という意味の文章を書いたつもりが、何か自分で後から読んでもおかし
な具合です。
すみません、武闘さん。
1行35字の改行は自分で気づくことが出来たんですけど、第一作目での余
計な文章の指摘をふまえて、今回は書いてみました。
けど、なんか、「――」と「……」が少なくなっただけのような気が……。
僕なんかまだまだってことっすよ! 多めに見てやってください。
「テンポがいい」って、誉めてくださってありがとうございます。僕は今ちょ
っと、さらっと読みやすい文体というのを目指してまして。だからとても嬉し
かったです。
しかし、僕の文は、推敲が少ないのか、やたらと説明力が無いんですよ。そ
こが最大の欠点でして、重点的に直していこうと思ってます。ノリを重視しす
ぎるあまり、どうもおざなりになりがちなんですよね。第2作目の終わりのほ
う(ローエンの最後のセリフあたり)なんかも、もう少しどうにかならなかっ
たのかと思ってます。
しかっし、神無月光季はどんどん上手くなっていくつもり(つもりだけかい)
ですので、どうかみなさん、この馬鹿をよろしくね!