AWC 掌編>10行小説三部作(^^;/Tink


        
#433/1336 短編
★タイトル (DRH     )  95/ 4/12  22: 8  ( 40)
掌編>10行小説三部作(^^;/Tink
★内容

「闇」
 私は闇の中にいる。
 一筋の光りも無い真の闇の中だ。
 闇の中で、私は気配を感じた。
 闇の気配。
 その瞬間、闇から闇へと暗転する。
 それは、本当の闇。
 さっきの闇が闇と感じれない位の闇。
 そんな事を幾度となく繰り返していた。
 闇、闇、闇----すべてが闇。
 私は闇に心を食われ、闇の中を闇から闇へと深く----深く潜って行くのだ。


「夢>現実」

 微かな声----ささやきが聞こえる。
 今は夢と現実の狭間。
 ざわざわと言うざわめきが聞こえる中の、ささやき。
 これは夢、これは現実。
 ささやきは、私に何を伝えたいのか。
 繰り返すささやき----。
 聞こえないけど。
 繰り返すささやき----。
 それが私の夢の中。
 それが私の現実への入口。

「生=死」

 死ぬことができるのなら、私は死にたい。
 生きることができるのなら、私は生きていたい。
 相反する考え----。
 私は死に憧れ。
 私は生に憧れた。
 「死」をもって「生」に転じることができるのならば。
 「生」をもって「死」に転じることがずきるのならば。
 私は喜んで受け入れるだろう。
 まったく正反対のことがらだけど。
 私にとって、それは同じ位に大切なことなのだ----。





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