#366/1336 短編
★タイトル (XVB ) 95/ 1/13 19:11 ( 60)
黒白サンボのお話 $フィン
★内容
むかしむかしあるところにくろちゃんとしろちゃんと云う小さな男の子がおりました
。 二人とも親は別々で、住むところも違いましたが、二人とも共通していることがあ
り
ました。
それは二人とも旅行がとっても好きだと云うことでした。
だけども二人は旅行がとっても好きなのだけど、なかなか旅行にはいけませんでした
。 くろちゃんはとってもお仕事が好きなのでいつも働いていてなかなか旅行にはいけ
ま
せんでした。
しろちゃんはとってもお菓子が好きなのでいつも食べていてなかなか旅行にはいけま
せんでした。
そんなある日のことのです。
くろちゃんのポストに手紙が入っていました。
しろちゃんのポストにも手紙が入っていました。
くろちゃん、しろちゃん二人ともクイズ番組に葉書で出して、それが当たったのでし
た。
くろちゃんは喜びました。
しろちゃんも喜びました。
こうして二人は大きな気球船のあるぱへいと号に乗ることができたのでした。
あるぱへいと号はとっても大きくて、しろちゃんは見晴らしがとってもいい、一番席
に乗ることができました。
くろちゃんは見晴らしがとっても悪い、最後から一番席に乗ることができました。
あるぱへいと号は、とっても大きな気球船だったのですが、気球の中に入っているの
がとっても危険な水素をたくさんつんでいましたので、ちょっとした火でもぱーんと割
れてしまいます。
くろちゃん、しろちゃん以外にもたくさんの人があるぱへいと号には乗っていました
ので、その中の一人がライターでシュッと火をつけてしまいました。
ぱーん。ひゅるるるるーー
あるぱへいと号は高いお空からまっさかさまに落ちてしまいました。
どーん。
あるぱへいと号が落ちたのでたくさんの人が死んでしまいました。
ところが、くろちゃんとしろちゃんは最後から一番席と前から一番席に座っていたの
で、助かったのでした。
くろちゃんとしろちゃんがあるぱへいと号から逃げ出して、草むらはあるいていると
がおおおおお、どこからか猛獣の声が聞こえてきした。
くろちゃんもしろちゃんも猛獣の声は聞こえてきました。
くろちゃんは本能的にするすると木の上に登っていきました。
しろちゃんは本能的にぱくぱくと木の下でお菓子を食べてしまいました。
がお、がお、がお、黄色と黒色の縞模様の猛獣が草はらからでてきました。
くろちゃんは木の上から猛獣をみています。
しろちゃんは木の下から猛獣をみています。
じゅるじゅるじゅる猛獣は大きなよだれを出してみています。
ぱくり、木の下にいたしろちゃんは猛獣に食べられてしまいました。
猛獣は木の上にいるくろちゃんをみています。
ぐるぐるぐる、猛獣は木の下を回りだしました。
猛獣はしろちゃんがとってもおいしかったので、今度はくろちゃんを食べたくて、食
べたくてたまらないのですが、くろちゃんは木の上にいるので、ぐるぐるするしかあり
ませんでした。
ぐるぐるぐるぐる、猛獣は朝が来ても夜がきても、回っています。
くるくるまわる。猛獣まわる。朝が来ても夜が来ても回っています。
ぐるぐる猛獣はくろちゃんを食べずにチーズになってしまいました。
それをみていたくろちゃんは木からするする降りて、ぱくり、チーズを食べました。
とてもおいしいチーズでした。
こうして、木に登っていたくろちゃんはチーズを食べて、お菓子をたべていたしろち
ゃんは猛獣に食べられてしまいました。
おしまい
$フィン