#37/1336 短編
★タイトル (UUH ) 93/ 5/16 12:34 ( 71)
陸上界からの決別とパソコンとの出会い SPRINTER
★内容
僕の競技生活は昭和55年まで続いている。しかし昭和52年に100mを10秒7で
走
った直後アキレス腱を傷めたことを思えば、事実上、僕の競技生活は昭和52年で終わ
っ
たと考えた方が正しいようだ。中学生だった、昭和42年から競技を開始した訳だから
、
僕の競技生活は10年間でしかなかった訳だ。
そういう意味で僕は未完の天才スプリンターだったような気がする。身長172cm,
体
重62kgのランナーの限界タイムはいったいいくつだったのだろう。
僕はそれを手動計時で10秒2、電気計時で10秒44ではなかったかと適当に解釈し
て
いる。
39歳になった今、マスターズの選手として再度陸上界に復帰することは可能だ。
しかし。「たとえ11秒5で走っていったいそれが何になると言うんだ」。
「40歳になって10秒9で走れたら」。「60歳になって12秒9で走れたら」。不
可
能かも知れないが僕はそんなロマンが好きなんだ。
もし日本にそんなスプリンターが現れたらきっと僕の闘争心もかき立てられるに違いな
い
それまで陸上界とは「さよなら」だ。
パソコンと出会って今年で15年になる。人間の体力というものは20歳を過ぎると急
速
に下降線を辿るがパソコンを扱える知識は未来永劫増えていく。
たとえ80歳になってもきっと「すごいパソコンおたく」がいるはずだ。
僕は幸運にも「100m10秒台の世界」を体験することができた。
それは一口で言えば「限りなく風そのものになることだ」。
そして今、僕は、パソコンが与えてくれる「異次元の世界」を体験している。
それは恐らく普通の人間が経験できる数十倍、いや数百倍の速さで動く時間の世界で人
生
を生きているに違いない。
僕はこれから先、いったいどんな世界を見るのだろうか・・・・
続く
陸上界からの決別とパソコンとの出会い SPRINTER
僕の競技生活は昭和55年まで続いている。しかし昭和52年に100mを10秒7で
走
った直後アキレス腱を傷めたことを思えば、事実上、僕の競技生活は昭和52年で終わ
っ
たと考えた方が正しいようだ。中学生だった、昭和42年から競技を開始した訳だから
、
僕の競技生活は10年間でしかなかった訳だ。
そういう意味で僕は未完の天才スプリンターだったような気がする。身長172cm,
体
重62kgのランナーの限界タイムはいったいいくつだったのだろう。
僕はそれを手動計時で10秒2、電気計時で10秒44ではなかったかと適当に解釈し
て
いる。
39歳になった今、マスターズの選手として再度陸上界に復帰することは可能だ。
しかし。「たとえ11秒5で走っていったいそれが何になると言うんだ」。
「40歳になって10秒9で走れたら」。「60歳になって12秒9で走れたら」。不
可
能かも知れないが僕はそんなロマンが好きなんだ。
もし日本にそんなスプリンターが現れたらきっと僕の闘争心もかき立てられるに違いな
い
それまで陸上界とは「さよなら」だ。
パソコンと出会って今年で15年になる。人間の体力というものは20歳を過ぎると急
速
に下降線を辿るがパソコンを扱える知識は未来永劫増えていく。
たとえ80歳になってもきっと「すごいパソコンおたく」がいるはずだ。
僕は幸運にも「100m10秒台の世界」を体験することができた。
それは一口で言えば「限りなく風そのものになることだ」。
そして今、僕は、パソコンが与えてくれる「異次元の世界」を体験している。
それは恐らく普通の人間が経験できる数十倍、いや数百倍の速さで動く時間の世界で人
生
を生きているに違いない。
僕はこれから先、いったいどんな世界を見るのだろうか・・・・
続く