#2806/3137 空中分解2
★タイトル (RJM ) 93/ 2/ 3 23:23 ( 55)
『しっちゃん その7』 スティール
★内容
こんにちは、しっちゃんですs きょうは、この前の続きのお金もうけの話を
します。
まだ、ないしょのはなしですが、しっちゃんは、みどりのおばさんに、目をつ
けています。なんとなく、かんたんそうな、お仕事だと、おもいます。しっちゃ
んのばあいは、みどりのお子様と、言われるかもしれません。ちょっと、恥ずか
しいかもしれませんが、お金をためるためなので、しょうがないです。同じクラ
スの友達に『あ〜、しっちゃん、あんなこと、やってる〜s』と、指さされて、
言われないかぎり、きっと、きっと、恥ずかしくないとおもいます。それに、仕
事がおわったら、そのまま、学校に行けるので、とても便利だとおもいます。
この前も、電信柱のうしろから、じ〜っと、観察していました。やっぱり、とっ
ても、らくそうです。その日はおもいきって、話しかけてみました。
『おばさん、おはようごさいますs』と、しっちゃんは、とても元気よく、言い
ました。おばさんは、
『おはよう、今日は早いのね。いつもは、チコク、ギリギリに走ってくるのにね』
と、言いました。
しっちゃんは、心の中で(しつれいなs)と、おもいました。でも、しっちゃ
んは、そんなことは気にしないで、みどりのおばさんに、しっちゃんが、ききた
いことを、聞きました。
『おばさん、いつ、死ぬんですか?』と、しっちゃんは聞きました。おばさんは、
いっしゅん、『いったい、なにを言ってるんだろう?このガキは』と、いう顔を
しました。うちのお母さんも、よく、こういう顔をします。しっちゃんは、みど
りのおばさんに、しっちゃんが、次のみどりのおばさんの地位をねらっているこ
とを、気づいたのかなと、おもいました。しっちゃんは笑ってごまかすそうとし
て、にかっ、と、笑って、『いつ、死ぬんですか?』と、もう一度聞きました。
そうしたら、おばさんは、きゅうにやさしい顔になって、しっちゃんの頭に手
をおいて、『まだ、こんな子供なのに、かわいそうにね。いつも、チコクしそう
になって、走ってたから、転んで、頭でも、強く打ったんだわ』と、言いました。
しっちゃんは、ここで、負けてはいけないとおもい、『おばさんが死んだら、
みどりのおばさんは、しっちゃんが、やるs』と、おばさんを、おどしました。
おばさんは、とってもうれしそうに、涙ぐんだので、しっちゃんは、てっきり、
みどりのおばさんが、みどりの地位を、しっちゃんに、ゆずってくれるんだと、
おもいました。でも、おばさんは言いました。
『おばさんが、死んでも、別なおばさんが来て、やってくれるから、心配しなく
てもいいのよ』
しっちゃんは、(このばばぁ、ひとすじなわでは、死なないな、かなり太いロ
ープじゃなきゃ、ダメだな)、と、おもいました。
しっちゃんは、『だめだぁs しっちゃんが、みどりのおばさんをぉ、やるん
だぁs』と、叫びました。
『おばさんは、ずっと、死なないから、心配しなくてもいいのよ、ぼうや』と、
おばさんは言いました。
『しっちゃん、女の子ですs いちおう』と、しっちゃんは、また、叫びました。
ちょうど、そのとき、学校の始まりのあいさつの、ベルが鳴りました。しっちゃ
んは、(しまった、また、ぶったたかれるs)と、おもって、いっしょうけんめ
い、教室に走っていきました。でも、また、チコクして、先生に、ぶったたかれ
て、ろうかに立たされました。
しっちゃんは、ろうかに立たされながら、燃えました。(きっと、近いうち、み
どりのおばさんになるぞs)と、心の中でちかいました。えへへへへs