#2565/3137 空中分解2
★タイトル (JHM ) 92/12/19 6:25 (153)
《袖ふれあうも多少のAIDS》
★内容
街行けばワンレン・ボディコンの御洋服で身を固めた女性の方々が闊歩しています。
「誰を見たとて何処で切るとて穴ばかり」とおっしゃったか否かは存じませんけれども
「レンコン」との尊称を奉る方も、あるとか聞きます。そんな「レンコン」OLの方々
は「DCブランド」の服で毎朝御出勤されているようで、その為か
「コム・デ・サ・エ−ダン」
とか
「コム・デ・サ・ヤマテ」
とかいう名のブランドが有名?なんだそうです。
そういえば、地下鉄の中で若い女性が2人で
「混むんでさー、山手線ってターイヘン」
とか話しておられました。
冗談はさておきまして、PDS( Public domain Software)に限らず、
「コンピュータ・ウィルス」
が巷の噂となっているようです。PDSとは
"Public Domain Sex "
という言葉の略語でもあるらしい?のですが、恐ろしいウィルスに感染をする危険性が
ある点では、全く同じです。また、“STD”というのも流行しています。
STD は 「スタンダード」
の略ではありません。これは" Sexually TransmittedDisease "の略であり、
「性行為により感染する病気」の総称、
あるいは本当のところ「現代のスタンダード」であるかも?しれませんが、梅毒、淋病
、尖奎コンジローム、その他、B型肝炎などもWHOによるSTDの定義には含まれて
います。
いったん街ゆけば、電話ボックス内部に隙間なく張ってある名刺大のチラシ。POS
(Point of Sex)と異名ある?風俗営業。テレフォン・クラブ、ファッション・ヘルス、
"STDーexchange"ともいえるかもしれない御店達。POS(Point of Sales)革命を邁進
する流通業界に先んじている?のでしょうか?
ここで突然ではございますけれど、エイズに感染するリスクを簡便に検査する方法に
つき紹介をさせて頂きます。まず最初に、「エイス゛」について話題にしておきます。
人事のような感じで話は盛り上がるでありましょう。然る後におもむろに、
「 怖いですねぇ!でも・・(間)・・
身に覚えの無い貴方なら大丈夫 大丈V〜 HIV〜 」
と言上し、顔面の緊張を観察申し上げるのであります。顔面の筋緊張の亢進(ピクピク)
存在する場合「身に覚え」が有るとみなし「ハイ・リスク」と判定する訳であります。
皆様にここで特に強調したい事は「『身に覚え』の有る様な事をせぬ限り、エイズには
絶対に感染しない」という事、また、HIV(Human Immuno-defficiency Virus :
エイズウィルス)の抗体陽性である方々に対する言われ無き」差別についての誤解を
解かねばならないという事の2点であります。従いまして、上述の「リスク検査」?
実施の暁には必ず上記2点に関して強調して頂く必要があります。エイズに感染する
事由としては、エイズ・ウィルス保有者との性交、静脈注射針(多くは麻薬の回打)
などを介した血液による感染、などがあります。
血友病の方に凝固因子を補給する等の目的として使用されている血液製剤に対する
対策は既に実施されていますので、血液製剤による新規の感染者は出る事はないと思
われます。後はあなたが「身に覚え」のある様な事さえしなければ良いのです。同じ
仕事場で御仕事するくらいでは絶対に感染しないのです。
エイズに限らず、様々な事柄に対する迷信や非常識は、情報豊富な現在の日本でも
横行しています。逆に、豊富過ぎるからこそ幻惑されてしまって、正しい判断ができ
なくなるのかもしれません。健康に関する知識が求められていると同時に
「健康です!」
との気休めを欲する人情に変わりありません。健康に王道は無く、安易に得られる
ものでなければ猶さらに「これさえ飲めば大丈夫」いうものに人々は流れます。
尿中に糖が排出されているか検査する尿の試験紙の場合でも
「今日は出てないから一杯やろう」
という使い方をされている方も少なくはなく、家庭で使う電子血圧計にしても、
「昨日は160 だったけれど、今日は158!」
と本当に嬉しそうに語る方が後を絶ちません。血圧値は試験の点数ではないのであり
ます。従って、最大血圧が160と158では医学的な差は無く、基調として高い事には、
変わりは無いのです。ならば、心配して毎日計測するよりキチンと医師の指示を守る
事や、日常生活の節制(ライフ・スタイルの改善)の方がより重要かつ実効性がある
と思われます。存外保守的な人間の本性。現状の肯定こそ心地よいのです。保健医療
関係者が本人に「血圧が高いですよ」と告げた場合の反応はガン宣告と似た処があり
ます。医学の進歩した現在では、癌は早期に発見し、完全に切除できれば完全に治癒
します。しかし高血圧や動脈硬化など長年の生活習慣により形成されてきた慢性病態
は、即刻に交換する、という訳にはゆきません。高血圧では、高い血圧が脳や心臓を
始め全身の血管にダメージを与えてゆきます。乱暴な例えですが、容量15アンペア
の配線に、20アンペアも30アンペアも流し続けるようなもので、電線が熱を持ち、
アチコチでブスブスとくすぶっているような状態です。修復の為に全身の配線を取り
替える事は、建物の場合でも困難ですし、人間の場合ことさら不可能。
「取り返しのつかない事になってしまった。
なぜ今まで『健康』という財産を築いてこなかったのであろうか」
と後悔の嵐が吹き荒れ服薬継続を要す」の言葉に「終身刑」宣告を受けたかのような
反応を示します。
高血圧の90%以上を占める本態性高血圧はライフスタイルがその主因と考えられて
いますが主なものとしては、塩分過剰・肥満・運動不足そして御酒の4つがあります。
「メートル上がれば、血圧上がる」
東芬を飲む量及び飲み続けて来た年数と高血圧になる確率の間には大変に綺麗な正の
相関関係があります。ある大学の教授の先生によりますと「ほどほどに」というのは、
飲酒指導の際の、「禁句」であるそうです。アンケートを行い、
「ほどほどの御酒というのはどれくらい?」
と問うた処、多くの方が、現在自分が飲んでいる量か、少し多めを「ほどほど」と
回答した、との事です。
誰もが自分の都合の良いように考えます。それに直言する人は嫌われるという図式の
様です。同じ部屋で一緒に仕事をする位では、エイズには決して感染するものではあり
ません(風邪ならいざしらず)。その一方で自分のしている事(買春ツアー等)に全く
「身に覚え」
を感じない方も皆無ではありません。
米国のエイズに対する勧告の中の一節に、
「あなたが、ある相手と性関係を持つことは
その相手の背後にいる、その相手と直接間接の関係のある集団と
関係するのと同じ危険をはらんでいる。」
というものがあります。これをコンピュータの世界に焼き直すと、
あやしげなネットにはアクセスしない。
素性の分からない、(良く分かっても)ソフトのコピーは作らない、使わない
とかいうことになると思われます。何にせよ=「予防に勝る治療無し」=であります。
最後に、念の為、もう一度申し上げます。「袖ふれあうも多少のAIDS」という
のは大変な誤解であります。御理解を頂けましたでしょうか?くれぐれも、宜しく御
願い申しあげます。
<番外>
病気がひどくなって、「ウルトラマンを 呼ぼう !」というんではなく、
病気にならないようにする、ひどくならないうちに早期治療をする、というのが
「予防医学」の考え方である。って教科書に書いてある筈・・・ないよね?