AWC 《糖尿病の時代》                 カラオケ救


        
#2466/3137 空中分解2
★タイトル (JHM     )  92/12/11   6:16  (129)
《糖尿病の時代》                 カラオケ救
★内容



 微熱も続く。咳も出る。リンパ節も腫れる。肺炎かなと思い医者へ行く。

「先生、肺炎でしょうか?ゴホッ」

「まぁ、仮に肺炎としても・・」

「カリニ肺炎!?ゴッホ、ゴホッ」

「僕の話をもう良く聞いて! 耳をかっぽじって聞いてね」

「カポジ肉腫?!ゲホゲホゲホ」

「スキーの他に、どこに遊びに行きました?」

「伊豆ですけど・・・」

「伊豆へ、ね! 何度も繰り返して言ってみて下さい」

「伊豆へ伊豆へ伊豆へ伊豆へ伊豆へ伊豆へ伊豆エイズへ・・・・・・(^_^;」

「そう、知らないうちになっちゃってる、という場合もあるけど、身に覚えは無い?」

    注) カリニ肺炎・カポジ肉腫ともに、エイズの合併症として主要なもの


   こんな世の中だから、戯れ歌もドギツイ

  ドンドン パンパン ドン パンパン ドンドン パンパン ドン パンパン

  ドドパパ ドドパパ ドン パンパン
        オヤジ                 オヤジ
  う〜ち〜の 娘 は イェローキャブ  隣〜 の 娘 は ブラサガリ

  や〜た〜ら〜と 愛をふりまいて〜  どちらもエイズじゃこまったね〜

  ドンドン パンパン ブラ パンパン ドンドン パンパン ドン パンパン

  ドドパパ ドドパパ ブラ パンパン


 「水子の魂100まで」なんて言うかは知らないけれど、

 夏の思い出に身悶えるのは、どんな時なのでしょう???

 皆さんはそんな事はないとは思いますが・・・・・・??

 尿道の不快感からかもしれない??

 爆風スランプの「リゾラバ」なんか聞いていると・・・・

 そんな事も考えてしまいます。「セリバシーの夏」!!!!

 夏に限らず身を謹しみ過ごしましょう。


 京葉線のホームへの階段を上る。平日の朝7時半過ぎだというのに「ワーッ」と学生
グループや家族連れがひしめく。東京ディズニーランドへ向かう人々だ。電車で20分
もかからないのだが、未だに行った事がない。休みの日は寝ているのが至福になった。
「風呂敷残業」ならぬ「フロッピー残業」の疲れが抜けない。しがないサラリーマンの
性。懸命に人波に押し入り、寿司詰めの米粒になる。米粒は、

 「会社 ちゃら〜ん 仕事 ぽら〜ん   ちゃら〜ん ぽら〜ん・・・・・」

「5時から男のブッキングメディア」な〜んて事を考える。満員電車の中で立ったまま
眠る様にまどろむ。「コピー塾」や「コント塾」の投稿を考え、考えに詰まった頃には
また、仕事の事を考えている。

 「よいしょに愛敬 部長に次長 よいしょに愛敬 課長に係長・・・・・・・」

すまじきものは宮仕えである。胃の痛いことも多い。こんな満員電車なのに懸命にも、
週刊誌を読む御仁もみえる。ふと覗き見れば「不倫OLの告白」なんて記事の見出し。
企業の福利厚生として給与外の" fringe benefit "とかいうのがあるらしいが、どう
「不倫事ベネフィット」なんてのが必要のようだ。

 「心ときめくもの・・・・」

 運動不足なのに急いで駅の階段を昇ると、さすがに、胸踊る処があるけれども、とき
めくような出来事は、しばし絶えている。電車の吊り広告には微笑む美人があふれては
いる。が、一介のサラリーマンには縁もゆかりもない。

 糖尿病の人の血液中にはブドウ糖があふれているけれども、細胞自身は、インスリン
の不足によって、ブドウ糖を取り込む事ができない。従って、エネルギー不足となり、
細胞は「売り食い」状態になる。ちょうど、インスリンは通貨の役回りを演じている。
糖尿病は一種の「デフレ」状態にある訳だ。モノは余っているけれども、御金がないの
で、誰も何も買えない。街に美人はあふれているけれども、アクセス権はないのです。

 「糖尿病の時代」

そんな時代に生きている男達は、幾つもの脅威に曝されている。婚約指輪は給料3カ月
分、とか誰が決めたのか? まぁ、鰻を喰う事になっている「丑の日」だって、かの昔
天才「平賀源内」先生がひねった傑作コピーの賜なのである。どなたかの恣意である事
は間違いない。ただ、その額たるや、土地の高騰に従って実力とのカイリが著しくなり
過ぎてはいないか? 「金銭的脅威」すなわち、

 「マネタリー・ハラスメント」

に曝されているのが男達。一括購入が困難になったので証券化かどうかはしらないが、
モーゲージとして切り売りされている。「アッシー」、「メッシー」、「キープ」から
「ヤンエグ」まで。男達の機能分化が激しい。

 その一方で「セクハラ探題」とかいうのがあるらしく、厳しい詮議が恐ろしい。
「越中なんとか」を締め込んでみても、

 「よくぞ男に生まれけり」

という感覚は持てはしない。

 舞浜についた。東京ディズニーランド御一行様はにこやかに御降りになっていった。
だいぶん楽になる。ウォーターフロントを走る電車は、開いた窓からさわやかな風をば
吸い込んで走る。こんな日にアベックで遊びに行くのは、さぞ楽しかるべけれんれん。
東京ディズニーランドへは電車で20分もかからなというのに未だに行った事がない。
休みの日は寝ているのが至福になった。

 やがて、東京駅につく。毎日決まった軌跡をたどり長い長い地上へのエスカレーター
を上り、地上へ出る。同じ様な人々があふれている。革靴の音、車の音、何かしら眠く
何かしら忙しく、そして毎朝何かが始まっているのだ。会社に着くと顔を石鹸で洗い、
ヒゲを剃り直し、身だしなみを整え、うがいをし、席に着く。

 50を過ぎた次長さんは、毎朝テステープで尿を調べているらしい。それを見て、

 「今日は出てない、一杯やろう」

とかの判断の御材料にされるんだそうだ。セルフ・ヘルス・チェックも結構だが、一体
何を考えているんだろう。一杯やった次の日には、きちょうめんにも糖は出てくださる
んですからな・・・・。豆乳を毎日飲んでおられるが、「自分の糖尿」を飲まないだけ
マシなんでありましょかね?? かくのごとく始業の音楽がなるんですよ、わが社では。



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