| 「氷梢」 由布子 |
#1348/3137 空中分解2 ★タイトル (KPG ) 91/12/23 22: 2 ( 18) 「氷梢」 由布子 ★内容 「朱鷺子の目は観察者の目だ。」 「観察者の目?」 「僕には分かるね。加納夫人の気持ちが非情によく分かる。」 「私が悪かったの?」 「朱鷺子が悪い訳ではない。僕は君に始めて会った時、加納夫人と同じ 気持ちを持った。」 「ふてぶてしい女だと思ったの?」 「そうだな、見下されているという感じだろうなぁ。」 「そう。でも、私は加納夫人を美しい人だと思ったわ。」 「気にすることはない。君の個性だ。この話は終わりにしなさい。」 「でも、分からないわ。」 「開けてごらん。」 「お返ししなければいけないものです。」 「返す必要はない。」 「どうして?」 つづく
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