AWC 名探偵金田      クリスチーネ郷田


        
#1164/3137 空中分解2
★タイトル (MEH     )  91/ 9/ 9  21:31  ( 91)
名探偵金田      クリスチーネ郷田
★内容

先日の未明、変死体が砂浜に打ち寄せられているのが発見された。
本当におかしな死体だった。
まず全裸だと言うのもおかしさの原因だが、なんと言っても強烈におか
しいのは、尻の穴に「日の丸の旗」がはためいていたところだ。
死体の顔はどことなく面白く、笑いを誘った。幸せそうに微笑んで死ん
でいる死体を見ていると、見るものはつい笑ってしまうのだった。

本編に関係無いがついでに言うと、その死体は勃起していて、それもま
た見る者を笑わせた。この点に触れると下品になるので婦女子の方はこ
れから先は読まない事。
だが、そう言う事を書くとまた差別主義者と思われそうでいやなので、
「XXXXはXXXXXXで、XXXXXXXXXだった」とだけ述べ
ておこう。
Xの部分は、差別用語で埋まるためあえて触れないが、「XXXXX」
だった事は間違いない。
人は言うだろう。「XXXXXだなんて、そんなXXXXな!」と。だ
が彼のXXXはXXXXだったことは動かしがたい事実なのだ。
せめてXXXXXXであることを願ってやまない。

名探偵、金田一郎は、このおかしくてたまらない死体をしげしげしげと
ながめていた。

「それにしても犯人は一体誰なのだろうか…!?」

金田は考えた。
だが、ニコヤカに笑って死んでいる死体をじっと見ていると、金田は思
わず吹き出しそうになった。
「プッ…ククク…」それでも金田は懸命に笑いを押さえた。
だが、周囲の見物人や警官は、それを見て笑いをこらえる事が出来なか
った。

「ク、ククククク」
「ワ、ワハハ、ワハハハハ!」
「なんだこの旗は!尻に、尻に」
「ハ、ハタ、旗が、シ、尻に…ワハハハハハ!!」
「ワハ、ワハハハハ!」
大爆笑が死体の周囲にこだました。

「ワハハハ、ワハ、ワハハハ!!」
「ダハハハ、ギャハハー!」
「ヒーヒー、苦しいー!!」
死体は、周囲があまりにも大爆笑しているため突然起き上がり「笑うな!
」と怒鳴ったが、それを見ていた見物人はさらに笑った。

「ワハハハハ!死体が、死体が、死体が怒ってる!」
「ワハハハハハハ!」
「ギャハハハハハ!」あまりにみんなが笑うため、死体はふてくされて
再び沈黙した。だが、死体がこんな寝言を言うのを金田一郎は聞き逃さ
なかった。

「まだ死ぬには若すぎるのだ、私は…。まだまだやるべき事があるのだ
…。山野!山野和雄はどこだ…。」

金田はひらめいた。
「山野!犯人は山野だ!」

近くにいて一緒に笑っていた金田の助手、ついでにこれは本編とは関係
無いが、XXXXがXXXXXで、XXXXでしょうがない、美人なん
だけどXXXXだと言う牧本麗子が聞いた。

「なぜ犯人が山野だとわかったのですか?」
「うん、いい質問だ牧田くん。なあに簡単な事だよ。死体に注意を払え
ばわけない事だ。死体が犯人の手がかりを与えてくれたのさ。」
「素晴らしい推理ですわ、さすが名探偵、金田さんですね。」
「いやなに、大した事じゃないさ。」

こうして金田探偵は犯人を逮捕する糸口を見つけたのだった。犯人と目
される山野和雄容疑者は無実を主張したが、その後、思わず笑ってしま
う幽霊が見えるとかであっさりと自首して来た。

山野の語ることには、その幽霊の尻には日の丸の旗が突き刺さっていて
スキップをしながら近付いて来るとのことだが、それは容疑者が麻薬中
毒患者だから見た幻覚だと近所の八百屋は語った。山野容疑者はその幻
影のあまりのおかしさに耐えられなかったのだろう、現在、精神病院で
療養中との事だ。一説によると美容院に勤めているとの噂があるが、定
かではない。

こうして事件は解決した。死体はその奇妙な面白さのために誰も手に触
れる者はおらず、そのままに放置されていた。
いまやオブジェとして、死体は砂浜の名物となっている。観光バスも止
まるようになった。
そして死体を見た観光客は、「ワハ、ワハハハ!」と大爆笑するのであ
った。

笑い声を聞きながら、金田一郎はその砂浜をあとにした。彼は、どんな
事件も解決する男である。残念な事にXXXXXXであるが、そんなこ
とは彼とは関係無いだろう。XXXXXだからと言って、XXXXなは
ずはないのだから。






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