#970/3137 空中分解2
★タイトル (UYD ) 91/ 5/28 12:25 ( 61)
バイクで飛ばせば KEKE
★内容
昔書いたMSGを読み返してみた。我れながらなかなかいいこと書いているで
はないかと思う作品もあった。
そうしたなかに、途中まで書いてほっといた作品がいくつかあったので、多少
かきくわえてアップすることにした。
それがこれです。
初めてバイクに乗ったのは、高校二年生のときだった。級友がバイクで学校
に通学していたので、ちょっと借りてそこいらを乗り回したのだ。むろん無免
許だ。身体に吹きつける風が心地よく、直ちに私もバイクに乗ることにした。
ある日、学校を休んで、原付免許をとりに出かけた。そして首尾よく、免許
試験に受かることができたのだった。
バイクのほうは、さいわい譲ってくれる人があって、手にいれることができ
た。もちろん中古のバイクだ。ヤマハのFS50というバイクだった。ホワイ
トとブルーのツートンカラーの、なかなかイカスバイクだった。
持ち主のところに受取に行って、そこから我が家まで乗って帰って来た。
これは今から考えれば無謀というかなんというか、なんとも危ない行為だった
。なにしろ、何度か乗ったことがあるといっても、本当には乗り方がよく分か
っていなかったのだ。クラッチの切り方もでたらめなら、ギアチェンジも無茶
苦茶だった。
おまけに道もよく分からないまま帰って来たのだ。
しょっちゅうエンストするし、ふらふら走るし、事故に合わなかったのが不思
議なくらいだ。帰ったときはどっと疲れてその場にへたりこんでしまった。
それからの毎日はバイクと共にあったようなものだった。
通学にももちろんバイクを使った。学校から帰ってきて、そのままバイクに乗
って遊びに出かけ、夕食を食べたあともまた乗って出かけた。
よくまああれだけバイクに乗っていたものだ。今になっては信じられない感
じだ。
それまで、それだけ情熱をそそいだものなど無かったことは確かだ。
運転技術のほうもグングン上達していった。
カーブをきれいなラインをえがいて走り抜けることに生きがいを感じていた。
そんな毎日が、突然断ち切られる日がきた。
事故を起こしたのである。
その日もいつものように、学校から帰るとすぐバイクに乗って飛び出してい
った。行き先は六甲山のハイウェーである。
事故はあっというまに起こった。
あるカーブを走り抜けようとしたのだが、スピードがですぎていてとても曲が
りきれないことに気がついた。あわててブレーキを踏んだのだが、それがいけ
なかった。車体が一瞬のうちに横倒しになりみごとに転倒してしまった。そし
てそのままズズズーと滑っていった。そして道路の端の崖になっているところ
から飛び出していき、そのまま落下していった。
ど
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ん
べちゃ
一ヵ月入院していた。
その後買ったのはCB125Tというバイクだったが、この事故から7〜8
年も後のことだった。つまり、その位この事故の影響が残ったということだ。