AWC CAMPUS> 解説集  その九    ■ 榊 ■ (55/75)


        
#862/3137 空中分解2
★タイトル (HHF     )  91/ 3/12   7:53  ( 99)
CAMPUS> 解説集  その九    ■ 榊 ■  (55/75)
★内容



                               ∴ 最後の話 ∴


     そして、ファイナルです。
     この話は最初、男に女装を、女に男装をさせてみたかったので、「文化祭で
    もやらせるか………」と言う安易な発想がもとで生まれました。(笑) その
    後、特に書きたいものがなくなったので「これをファイナルにするか……」と
    考え、メンバー総出演させるために喜多川の復讐劇を盛り込み、この話の大筋
    は決まりました。

     文化祭のメインである仮装大会(男性は女装を、女性は男装をして人気投票
    を行うというもの)で学園内が盛り上がる中、二つの話が平行して進んで行き
    ます。
     一つは、前作の御影の話の続きである母親と弟の話。
     未杉の情報をもとに御影は自分の足で消息をつかもうとするのですが、御影
    は母親が父を追ってベトナムに再び行ってしまったことを知ります。そこで未
    杉にその後の母親の調査を託したのですが、結果はすぐに来ます。すでに母親
    は死んでいました。
     そして、その母親の顔写真をもらい、御影は愕然とします。あの盾になって
    くれた看護婦がそうだったのです。
     弟との出会いは、思いがけぬ形で実現します。
     復讐を誓った喜多川が、御影や榊に対抗できる人材を求め探していたら、弟
    がその網にかかったのです。そこで、喜多川が兄の存在を弟に話すと、弟は兄
    に会いに行きます。ただし、やっぱり御影一族というか……決闘を申し込むた
    めに会いに行くでした……。
     彼は母に直接育てられたのですが、その母も父のもとに旅立ち、全ての家族
    に見放されたような気がしていたのです。そこでその恨みをぶつけるために、
    そして兄に甘えたいと言う気持ちが歪曲したために、決闘と言う形で会いに行
    ったのです。
     兄は、弟がいることをつい最近知ったこと、父と母が死んでしまったこと、
    自分の今までの経緯などを弟に話し、その場をしのぎますが、弟は全てを理解
    した上でもやはり決闘をしたがり、弟は喜多川の誘いに乗り、復讐劇に参加し
    ます。
     兄の方は、弟が自分以上の激情家であることを知り、苦笑いをしながらもや
    っと父と母からの呪縛を逃れることができ、御影らしさを取り戻します。
     もう一つは、喜多川の復讐のための人探しの様子なのですが…………ちょっ
    とおかしな奴らを紹介する部分が面白そうなのですが、ここらのしっかりした
    イメージはありません。上の御影の弟の話がそのほとんどですし。
     そして、メインの仮装なのですが、何が面白いといっても榊の女装が何とい
    っても面白い。何しろ彼は凝り性というか、恥を知らないから(笑)、一週間
    も前からある一室に閉じ込もり、減量をしつつ女の仕草・似合う服を研究し尽
    くしたのです。(笑) とうとう当日になり、周りに見物客が並ぶなか、榊は
    扉をあけ部屋から出てきます。
     その綺麗さと言ったら………(笑)。とにかく一同、見えなくなるまで声を
    出さずに見送ってしまったほどです。そこで、にわかに人気投票の結果に変化
    が生じてきて、大騒ぎになります。(要するに、トトカルチョが裏で行われて
    いる訳でして……:笑)
     下馬評では、女性部門では順当にきどらない美しさを持つ「綾」が、そして
    男では女装こそすれ「榊」であろうと言われていたのですが…………榊は女性
    としての票をのばしていってしまったのです。(笑)
     それ故、男性部門では「御影」が票をのばしていきます。
     あともう一人、沙羅が面白い票ののばし方をします。彼女はあくまで絶対に
    男装はしなかったのですが、男性としても女性としても票をのばし、双方の上
    位陣に食い込んでいってしまったのです。(笑)
     腕相撲大会における、沙羅の30人抜きや、300Kgのバーベルを持ち上
    げるレスリング部の横でお得意の500Kgの巨木を持ち上げる木更津(パー
    ト2に出てくる、小柄でおとなしい顔をしているが、御影の以上の怪力を持ち、
    大木をつかんでふりまわすという特技を持つ破壊部部員のこと)の様子、綾が
    恥ずかしそうに歌をうたう様子など、「見てみたいっ!」ものを何でもいいか
    らぶちこんだ内容となっています。(笑)
     そして、最終結果………。女性部門では、からくも綾が逃げきり、榊が次点。
    男性部門では御影が優勝し、沙羅が次点となり、さらに沙羅は両部門合わせて
    トップとなります。
     そこで、表彰のために出てきた綾と御影の二人をひっつかまえて、榊の指示
    のもとむりやり結婚式が行われてしまうのですが、残念ながらそこに邪魔が入
    ります。
     とうとう十分な人員のととのった喜多川が、殴り込みにきたのです。
     真剣な面もちで戦いにきた喜多川軍と、連日の徹夜のためにすっかりHiに
    なった学園軍の戦いがこうして開かれたわけなのですが(笑)、その勝敗なん
    て本当に僕はどうでもいいと思っているので決まっていません。なにしろ、喜
    多川と北村の争いなんて、ほとんど子供同士のものと質があまり変わらないの
    ですから………。
     御影は綾を守るために、綾を抱き抱えてグランドに飛び出すと、そこには弟
    がいました。つっこんでくる弟に兄からの愛の一発が見事にみぞおちに命中す
    ると、弟は方膝をついてしまう。そして、兄は弟にウェディング姿の綾を紹介
    するのです。
     綾が微笑んで「始めまして」と挨拶すると、弟の心の中のわだかまりは無く
    なる。兄からの容赦の無い一発と、綾の笑顔ですべてが氷解してしまったので
    す。
     ほかにも、好きなシーンはたくさんあります。
     喜多川と北村が直接に会い、北村が「やーい」と言った調子でおどけ、喜多
    川が悔しそうに涙を流している様子。(笑)
     沙羅と副部長による、見事な剣の演舞。
     榊の女装したままでの、ハイヒールと鞭による攻撃。(女王様………:笑)
     斉藤・美那・菜緒の制作部3人組、沖・一条の陸空部隊、情報部の未杉、病
    院内の水無月・大滝、生徒会3人組の美里・裕美・由岐、ESPのゆう・龍二・
    恒樹………などなど、全てのメンバーによる最後の大暴れの様子。書きたかっ
    たなぁ………。(それにしても、よくこれだけ沢山のキャラを作りだしたもの
    だ………:笑)
     そして最後は…………………日が暮れて、みぃーんながグランドで倒れてし
    まった中、主要人物達などの写真撮影。
     写真にして時を止めてしまい、この物語は終わり。

     これが、ファイナルです。(^_^)






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