AWC リレーB>第21回 わき道           By 無鉄砲


        
#877/1850 CFM「空中分解」
★タイトル (WXB     )  88/ 3/ 2  23:31  ( 36)
リレーB>第21回 わき道           By 無鉄砲
★内容
 「おや、芳岡とジャンしか、写ってらんぞ」と、ババはディスプレィを覗きこんで言っ 「まだ、なおっとらんのか?」
 「いや、そんな事はこざいません。」
 「うー、それじゃパームはどこじゃ。・・・。映像を過去に戻してみろ。」
 「はい。」と、答えながら、過去に戻そうとすると、また映像がおかしくなった。
 「駄目です。過去の映像は見れません。」
 「何故だ。」
 「私にも分かりません。ただ、このまま過去を見ようとすると、また、壊れると思われます。」
何故だ。過去の映像は写らないし、パームの姿は見えない。彼らに”何があったのだろうか?”とババはディスプレィを見ながら考え込んでしまった。
−−−−−−○−−−−−−−○−−−−−−−○−−−−−−−○−−−−−−−−− ”あれから、どのくらい歩いただろか?”夢中でここまできたジャンには想像も出来ないなかった。
 ”我々3人は’鬼門の門’の前までたどりついた。そこで、パームが殺られ、芳岡が傷ついた。その芳岡を背負い、ここまで来たのだ。”と、ジャンは思い返した。
 背中の芳岡は、まだ気を失っている。
 ”しかし、いったいここは何処なのだろうか?’鬼門の門’はくぐり抜けてない事だけは確かだ。戻ってしまったのだろうか?それは、ないだろう。”
 ”待てよ、’鬼門の門”以降、怪物達が現れてないぞ。’鬼門の前’まであんなにいた−−−−−−○−−−−−−−○−−−−−−−○−−−−−−−○−−−−−−−−− ババもジャンと同じ事を考えていた。
”おや、この情景は見たことない。何処なんだろうか?
 「おい、誰か、あの洞穴でこの情景を見た者はおらんか?」
 「いや、見たことありません。」
 「いや、そんな事はあるまい。彼らの力では、’鬼門の門’は抜けれれないはずだ。それは、今の彼らの状態を見れば一目瞭然じゃ。彼らは、まだ自分の力を分かっておらんようだ。」と、ババは映像から分析した。
 ババらも、ジャンと芳岡の居場所が分からなかった。
 「あのーー。」
 「なんじゃ、この場所を見たことがあるのか?」
 「いや、ないのですけれど。」
 「見たことないのなら、だまっとれ!」
 「それが、’鬼門の門’の近くにわき道がありましたが。」
 「わき道!!そう言えば・・・・・。」





前のメッセージ 次のメッセージ 
「CFM「空中分解」」一覧 無鉄砲の作品
修正・削除する         


オプション検索 利用者登録 アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE