AWC かばん屋はまだ出て来ないその2   永山


        
#3735/3761 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  25/12/30  17:06  ( 35)
かばん屋はまだ出て来ないその2   永山
★内容
 WOWOWのドラマ「かばん屋の相続」第三話を録画視聴。ネタバレ注意です。
 再びミステリっぽさが濃くなり、面白く観られました。ただ、早々に底が割れる展開
だったため物足りなさも感じたです。
 とある印刷工場が資金繰りに窮して、メインバンクに追加融資を申し込むも、一ヶ月
待たされた挙げ句、審査落ち。月末を迎え、二千七百万円からの残高不足となり、どう
なることかとメインバンクの側で気を揉んでいると、ぎりぎりに振込が行われる。しか
も五千万円という額。どこか借りたに違いないが、どこがこんな大金をぽんと貸してく
れるのだろう? 興味と疑問を持った担当者が工場の社長を訪ねると、昔トラブルを解
決してやった貸しのある相手に頼み込んで、貸してもらったという。それ以上ははぐら
かされて詳細は分からず仕舞い。
 ひと月後、今度は塗装工場で三千万円の不足が発生。ところがこれまた際どいタイミ
ングで五千万円が振り込まれて解消される。社長に訳を聞きに行くと、やはりはぐらか
されてしまった。
 行内で過去の記録に当たってみると、塗装工場にはひと月ほど前に運転資金名目で五
千万円を貸し付けてた。さらにもう一件、第三の工場にも五千万円を、比較的最近伊那
って貸していると分かる。一体何が起きているのか?――ってな具合が謎の提示を含め
た粗筋。
 で、主人公ら作中人物は右往左往しているのですが、ドラマを観ている側はメタ的な
視線を持てるせいもあるんでしょうけど、真相が見え見えな気がしました。資金の動き
についても、大まかなことは想像が付くレベル。
 で、種を割ると、メインバンクの支店長がやったことだったと。支店長はかつて不倫
相手と別れ話で揉めたが、印刷工場の社長が手切れ金三百万円を建て替えた上でうまく
まとめてくれた。印刷工場社長はそのときの恩を持ち出し、資金の用立てを依頼。支店
長といえども右から左に動かせる額ではないため、塗装工場に一旦五千万円を貸し付
け、そこから支店長が個人的に改めて借りる。そしてその五千万を印刷工場に貸すとい
う迂回融資(作中にこの言葉は出て来なかったけど、迂回融資ですよね?)を行ってい
た。その後、印刷工場の返済が遅れたため、玉突きのように五千万円の貸し付けがなさ
れていた、と。
 最終的には露呈して、支店長は身の破滅を迎えるのですが、振り返ってみると、そも
そも何で最初の審議で印刷工場の融資申請を落としたのかが分からない。ドラマを観る
限りでは、一応名目は立っていたようだから、この時点で支店長がゴーサインを出して
おけば、後々面倒なことにならずに済んでいたのでは?と思えてなりません。(ほんと
はだめだけど)表沙汰にできない個人的な恩義があるのなら、なおさら。

 ではでは。





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