#3655/3663 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/10/17 20:09 ( 29)
ゆるいキントリ 永山
★内容
テレビ朝日系で放送のドラマ「緊急取調室」シーズン5初回六分拡大を録画視聴。ネ
タバレ注意です。
久々の新シーズン開幕。安定した面白さのある作品という認識でいますが、今回観た
分については、ちょっと落ちるかな〜。痒いところに手の“届かない”話の運びで、い
らいらさせられた。
地下放水路の再開発・再利用に対して、一部住民による反対運動が起きていることが
序盤で描かれますが、理由がその時点でははっきりしない。その時点で判断すると、大
変結構な計画だと思えるんですが、警察はその辺りをまったく気にしないで話が進む。
予算が抑制されているせいで、工事を請け負った企業や作業員にしわ寄せが来ていると
いう問題点はあったけれども、それとて住民(利用者)が再開発に反対する理由にはな
らないだろうし……と、腑に落ちないでいたら終盤になってやっと、科学的見地からの
否定材料が提示された。至極真っ当な理由であり、どうしてこれを最初から明らかにし
なかったのか、理解しがたい。
番組の合間に流れるCMで、このドラマの映画化が告知され、そちらの方で再開発の
件はメイン扱いされるみたい。そのせいで、テレビドラマの中ではあまり深く突っ込み
たくないのかしらん?
警察しか知らない凶器の情報を、工事会社の広報が知っていた節があったので容疑が
掛かり、結果的に連続殺人の犯人だと判明する流れ。何かおかしい。凶器が工事現場か
ら持ち出された可能性を警察は調べていたのだから、当然、凶器について形状を明かし
た上で照会したのでは? それなら広報が凶器について知っていても全然変じゃない…
…と思って観ていたので、上記の流れになったときは「はあ?」となりました。
「キャスターの倉持が狙われ、人違いでその父親が殺された」という状況を倉持自身
が話し、警察もそれに追随する。これもおかしいような。午後十時五十四分までテレビ
の生放送に出ていた倉持を、犯人が自宅で襲おうとするなら、帰宅を待ち伏せるのが普
通じゃないの。間違える要素がないのでは。問題なのは、そのことに警察が全然言及し
ないことであり、制作サイドが“用意した意外な真相”にこの時点では気付かれないよ
うにするために、わざと知らんぷりを決め込んでいるように思える。
ではでは。