#3497/3580 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 25/05/26 17:33 ( 25)
「複雑さ>整合性」の結果 永山
★内容
TBS系で放送のドラマ「キャスター」第七回を録画視聴。ネタバレ注意です。
前々回辺りから込み入った展開を見せるようになってきて、そこだけを取り出せばか
なり面白く感じます。「毎日がエイプリルフール」ならぬ、「全員が嘘つき」を疑って
掛かるべきストーリーになっている。
今回は前回と違って、何で気付かなかったの?とかどうして仲間内にまで秘密にして
おいたの?というのが(一応)なくて、種明かしされたあとすっきりできたのがいい。ま
あ、進藤がユキノの実母の居場所を突き止めていたっていうのはタイミングがよすぎ
て、(臓器移植を承諾したのも、タイプが適合したのも含め)ご都合主義臭に満ち満ち
ていますが、ここを否定するとドラマにならないんだろうなぁ。(^^; でも何らかの(伏
線とまでは行かずとも)仄めかしくらいは仕込んどいてほしかった。私が気付かないでい
るだけで、ちゃんと仄めかされていたということでしたら、すみません。
今回のエピソードで一番不可解だったのは、進藤が最初のイリーガルな手術にストッ
プを掛けた時点の状況。あの時点で、ユキノの実母は見付かっていたのか、移植手術の
承諾や適合チェックはどうなったいたのか。
もし正規の移植手術が可能な状況になっていたんだとしたら、たとえ深澤らを引きず
り出してを警察に捕らえさせるためだとしても、作戦とは別に、ユキノへの手術は最優
先で行うべきでしょう。何をもって、あの段階ではまだ手術しなくても大丈夫と判断し
たのか、それとも最終的には他人の子供の命なんて些末なことなのか。
逆に、正規の移植手術がまだどうなるか分からない状況だったとしても、同じ問題が
浮上する。繰り返しになるけど、何をもって、あの段階ではまだ手術しなくても大丈夫
と判断したのか、それとも最終的には他人の子供の命なんて些末なことなのかと。
結局のところ、今回の話はたまたま何もかもうまく運んだだけ、という印象が残りま
した。
ではでは。