AWC スケール的にもテーマ的にもしょぼくれた感   永山


        
#3411/3610 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  25/03/11  17:20  ( 23)
スケール的にもテーマ的にもしょぼくれた感   永山
★内容
 日本テレビ系で放送のドラマ「相続探偵」第七回を録画視聴。ネタバレ注意です。
 う〜ん、中途半端。序盤で、これまでにも主人公の周りをちょろちょろしていたフ
リーライターの羽毛田が具体的に動き出したかのように見えたので、期待が膨らみまし
たが後半に進むにつれて、見る見る失速。てっきり、マスコミ(と称する記者ゴロ)の
悪辣さが浮き彫りになり、次回へ続くのかなと予想していましたが、盛り上がりがいま
いち感じられないまま、一応の決着をみたあと、他のことで続きがある模様。
 盛り上がらない、肩すかしを食らったような心地になった理由を考えてみるに、羽毛
田が偉そうに大口叩く割に今回、自らは何にも動いていない。一般市民からのたれ込み
をもとに記事を書こうとしていただけ。裏取りの甘さがあったとは言え、行動自体は真
っ当な記者の仕事と変わりがないように映った。
 主人公の宿敵っぽい羽毛田だけれども、今回のような悪党ぶりでは、嫌味な口の利き
方が得意な三流記者というイメージで、こんなのをやり込めてもしょうがないという
か、別に……というか。第二弾があるみたいなことを言っていましたが、それとて他者
からもたらされた情報のおかげで、記者自身は何にもしていない。悪党が悪党である根
っこを見せてくれないと。
 今回のエピソードも、ミステリ的には大したことなし。戸籍をいじる辺りは、先日の
「クジャクのダンス、誰が見た?」と通底するものがある。それだけありふれた手口だ
という証。
 死後に隠し子騒動のデマを食らった教授は、何であんな人間性だったんだろ? 「隠
し子を作るなんてことは絶対にない」と親友から断言されるほどなのに、会いに来た生
き別れの双子に冷淡すぎる。成功者特有の(貧乏人に対する)猜疑心か?

 ではでは。





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