AWC 手探りではありますが   永山


        
#3292/3567 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  24/11/21  17:27  ( 29)
手探りではありますが   永山
★内容
 最初にお断りというかエクスキューズをしておきますと、私は私小説の定義をよくは
分かっていません。今回改めて検索してみると、「作者の実体験を基に、ありのままに
心情を綴ったもの」「作者が実際に経験したことを素材に、ほぼそのままに書いたも
の」「体験や事実に基づきつつ、膨らませた物語」といった具合のが見付かりまして、
実体験をベースにした創作物なのは分かるけれども、実体験の純度?についてはかなり
濃淡がある印象を受けました。三つ目の定義なんて、下手すると、ほんの一部に実体験
を入れたエンターテインメント小説まで含まれるんじゃないのと思ってしまう。
 また、私小説を書く・書きたいという方々がどれほどの想いで書こうとしているのか
も、具体的には想像できない有様です。
 そのためおかしなことを言うかもしれませんが、ご了承ください。

 先の書き込みでは、私小説ミステリを提案した形になりましたが、関係筋からやいの
やいの言われる可能性を気にされるのでしたら、“私小説”の部分に拘らなくてもいい
んじゃないかと、私なんかは迷うことなく早々に結論を出してしまいます。
 体験をちょっと異なる他の事共に置き換え、それを小説にするというのではだめなの
か。“それでは私小説ではなくなる”のかもしれませんが、私小説でなければならない
切実な理由があるのかないのか。体験を元に膨らませて物語を構築し、エンターテイン
メントに近付けてはいけない理由があるのかないのか。
 ウィキペディアにある西村賢太の項目を読んでいくと、プライバシー侵害で訴えられ
るのを回避するためにある登場人物の属性を悉く変えているとのこと。そしてその一事
をもって、“私小説ではない”とされるものではないみたいです。だったら必要な変更
を施しつつ、「これは私小説なんだ」という意識で書き進めればいいのでは……。

 と、門外漢が手探り状態で綴ってみました。(^^;
 ミステリ畑の者としては、エンタメに振り切った作風だろうが、私小説もしくは純文
学のテイストを色濃く宿した作風であろうが、ミステリを書こうと志す人が増えるのは
よいことだと思っています。

 ではでは。





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