#3280/3573 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA ) 24/11/14 17:24 ( 33)
王道という名のパターン化 永山
★内容 24/11/20 02:43 修正 第2版
※ミステリ作家の得意分野とかどちらが得かについては、また後日、書くつもりです。
ドラマ感想二つ>
日本テレビ系で放送のドラマ「潜入兄妹」第六回を録画視聴。ネタバレ注意です。
B級感はあるけれども、姿を現した“鳳凰”の演じっぷりは、なかなか色気のある悪
玉のボスっていうのが出ていて、悪くない。
ストーリー展開は、全体的に主人公側にとって都合よく転ぶ、文字通りご都合主義を
感じさせる。もし反対の結果になっていたらどうしてたの?ってな分岐点がいくつも出
て来る。これはメタ的な意味合いにとどまらず、実際に悪党らは主人公二人の力を評価
し、利用したがっている様子だから、過剰なほどに危ない橋を渡らせる必要がどこにあ
るんだって話。
各話の展開が原則的に同じパターンで、そろそろ飽きを感じ始めたところ。鳳凰と九
頭竜、二つの組織を出すことで多少の変化を付けられるかどうかが鍵。
フジテレビ系で放送のドラマ「モンスター」第五回を公式配信で視聴。ネタバレ注意
です。
“実際は効果の見込めない高額治療を受けて絶望した父親がその後一切治療を受けず
に死んだ”のは病院の詐欺的行為に責任がある、として三十億円の賠償を求めるという
のが、今回扱う案件。主人公側にとってかなり難しい話になるんじゃないのと思ってい
たけど、案外サクサクと進む。それが途中、各人の父娘関係の話が挿入されると雰囲気
が変わってきた。主人公にも因縁浅からぬ雰囲気の父親がいて、昔を振り返って思い出
す……だけでとどまることなく、実はその父親もまた弁護士だということが明かされ、
娘と父の法廷での直接対決に雪崩れ込んでいく。で、後編に続くと。第四回までは一話
完結でしたが、さすがに父娘対決を一回で終わらせるはずはなく、むしろ主人公が初め
て敗北するんじゃないかという空気が漂い出したような。
とまあ、書き連ねてみたものの、これはよくあるパターンですよね。少年漫画に多い
気がする。連ドラの流れに変化を付けるため、山場を作るためには定番中の定番と言え
る手法で、観ている側としては見透かしている気分になりそう。そこをひっくり返して
くるのかどうか。
ではでは。